Archive for 3月, 2010

さくらさく

ここのところなんだか寒いが、しかし春の気配は随所に感じられるのであった。

春はもうすぐだ。

sakura

sakura2

sakura3

road

桜が咲きそう

sakura

桜は咲く直前に木全体が赤くなる、と書いていたのは何で読んだのだったか。

もうすぐ桜が咲く。毎年年末からこの季節はいまいち物事が進まない時期のような記憶がある。そういうことにやられていてはしょうがないのだが、毎年のように繰り返されるのであれば対策を、と少しずつでも物事を進めていきたい。

四月まであと一歩。

evernoteで記憶を外部に

evernote timeband 最近、evernoteの本がでたり、日本支社ができるとかいうニュースがあったりで何かとホットになりつつあるevernoteだが、使い方がわからない、なんていう話をよく聞く。

私の場合、いろいろ検索した探し物を見つけたとき、それをクリップしておくという使い方がメイン。使い始めてそろそろ2年、最近になってFree版の40MB/月では不足してきたので2ヶ月前から有料プラン(月々5USD)にしている。有料プランだとPDFも入れられるということなので、試しに100ファイルほど突っ込んでみたのだが、Windowsを主としていると検索機能があまりにも使えないのと、iPhone版クライアントからクライアント内表示がされないのであまり積極的には使っていない。どちらもいずれ解決されるとは思うのだが、今のところDropboxのほうが便利なのでそちらを利用という感じ。

現状、どの程度のデータが入っているかというと、ウェブクリップや写真(たぶん100枚もない)、PDF(試しに突っ込んだ100ファイル程度)を含めて、6400件ほど。クリップを保持しているdatabaseファイルでいうと870MBくらいになる。時系列で見てみると、TimeBandを表示(右画像)して見る限り、若干の差こそあれ割とコンスタントに使っている。ここ半年くらいで少し増えているが当初を考えると誤差の範囲だろう。

ここまでやると、だいぶ便利。たいてい一度googleやらで調べた内容はevernote内にストアしてしまっているので、次からはgoogleで調べる必要がない。厳密には、日本語の検索機能が全然使えないので、まだ完璧にgoogleから離れるというわけにはいかないのだが、英文キーワードが頭に残っている限り検索できる。いずれ日本語でも正しく検索できるようになれば、ほとんどgoogleに頼るのは一度だけ、以降はオフライン状態でも手元で検索できるようになる。

こうなってくると、脳内に必要なのはインデックスだけ、となってくる。以前、うちに大量の書籍があるのを見て、よく読めますねなんて言った知人がいたが、書籍に関しても基礎ではない内容の書籍はたいてい斜め読みだけしかせず、脳内にはインデックスだけしか残っていない。何についての記述がどの本に書いてあったか、だけを覚えておけばとりあえず何とかなるからだ。だから、書籍は大量にあるものの、読む時間はさほどかけていない。

あとは、何を記憶や知識を外部にオフロードすればいいのか。そこが、今後より情報が増えてきたときに考えるべきキーなのだと思っている。浅く広く、の分野はこれでいいし、必要になったときに調べればいいHowToの類もこれでいい。そうでない、自分のコアになる知識だけは中身も含めて脳内に保持しておきたいところ。それがおそらく新しい物を作るときに必要になる物だからだ。

silvercircuitsから基板届く

外装

先日silvercircuitsに発注した基板だが、発注日含め10日経った今日、FedExで届 いた。

とりあえず開梱。

開梱

あけるとプチプチにくるまれた基板と納品書。

基板パック

基板はアルミ蒸着パックに真空包装。

シルクずれ 外形線

シルクが長手方向に0.3mmくらいずれていた。それと、サンプルでもわかったことだがシルク用のスクリーンは結構荒い。細かいものが出る出ない以前に、斜め線がガタガタになる傾向がある。といっても目視でわかる人は少ないと思うが。

外形線加工は予想よりきれい。P板の韓国工場よりざらついた感じではあるが、ルータ加工径は小さいような感じがする。

発注が3/2のお昼、午後2時には決済。発送が3/11の夕方、到着が3/12の夕方となったので、翌日からカウントして7営業日かかったことになる。ここは11日に「いつ発送するの~?」とメールしてみたところ、「今日の夕方のpickupで送るよ、遅くなってごめんね」と返事が来たので、彼らとしても若干遅れ気味の納期である模様。ただ、トータルで10日程度とみておけば十分なので、値段を考えれば「超」特急の用事でもないかぎり十分速いと思うのだがどうだろう。

ちなみに、 SHAH ALAM, MY – SEPANG, MY – 广州(GUANGZHOU), CN – 成田という経路で荷物は運ばれた。SEPANはクアラルンプール国際空港、GUANGZHOUは広州白雲国際空港。調べてみたら、FedExはアジア地区のハブ機能を白雲国際空港においているとのこと、だからわざわざ中国を経由しているということのようだ。

しかし近い。picked upから成田まで18時間程度しかかかっていない。アジアの近さを強く感じることになった。

自家リフローテスト中

reflow

必要になったので自家リフローのテスト中。

問題はクリームハンダの入手、ステンシルの作成、それとリフロー炉の入手だ。

クリームハンダは時々ヤフオクにもあるし、海外通販サイトでも売っているところがいくつもある。少量でよければサンハヤトも出していたように思う。なので、ここはそれで済ましてしまえばいい。

リフロー炉は以前のトランジスタ技術に、オーブンを改造したリフロー炉、という記事があったが、それを参考にして作るも良し、ebayで数百ドル程度で売っているのを買うのも良さそうだ。うちはオーブン改造のリフロー炉を作成したが、自作の場合は空気雰囲気下でやらざるを得ないのと、本当にプロファイル通りの温度になっているかを十分に検証しないといけない手間があるが、そこさえ何とかなればさして難しい話でもない。

一番手間なのはステンシル。まじめにやるなら製造用メタルマスクなどをオーダーすればいいが、改版が多い基板にはこのコストは重い。なので調べてみると、リン青銅板をエッチングする方法や、海外の業者に依頼して樹脂フィルムのレーザーカッティング物を作ってもらう方法などがある。ただ、リン青銅板のエッチングは結構なノウハウがある(Press’n’peelを使うと幾分楽にはなるが、これはこれで溶剤がないと剥がすのが困難であったりする)し、海外の業者に依頼すると送料が馬鹿みたいに高かったりする。納期までそこそこかかってしまうのも厳しい。ということでうちはそれらとは違う方法を現在検討中。試してみたのが上の画像(色々あって小さい画像で申し訳ない)だが、これではクリームハンダが分厚くつきすぎてブリッジを起こしている。チップを載せればある程度改善されるはずだが、これでは歩留まりがいまいちだろう。もう少し違うステンシル材を探した方がよさそうだ。

うちはクリームハンダの塗布には「インク練りべら・樹脂製 大(新日本造形)」を使っている。これが最適かは不明なので、ここも要検討。

改善は続く。ある程度ノウハウとして固まったら記事にしようと思う。

以下メモ: ステンシル業者/Stencils unlimited。使ったことないので詳細不明。ステンシル業者/Applied Electronics。こちらのblog記事で使った感想がかかれていた。ebayのリフロー炉検索結果。安いのは安いなりなんだろうと思うが、参考までに。スイッチサイエンスさんの自作リフロー記事。いつもお世話になっております&大変参考になりました。

知識が増える=最適解、ではない

新旧Arduino。新しい方は一部チップ部品化されたりITAシールがはってあったりする。

専門的な手伝いなんて期待できない零細企業なんぞやってるものだから、どうしてもあれこれと幅広くやらざるを得ない。やるからには一応押さえるべきレベルまで押さえないと気が済まないので、気がつくと膨大な時間をかけて膨大な知識を仕入れることになる。

だが、こうやって大量に知識が入ってくること自体はうれしいのだが、それだから最適解が得られるわけではない。かえって、選択肢が少ないほど最適解だったりするのが現実だ。

変な知識ばかり得て、かえって遠回りをしないためにも、最適解たるための条件をきちんと自分で理解して選択していくようにしたい。マクロに見て、ミクロに見て、斜に見たりひっくり返してみたりしながら最適解を求めることを日々繰り返すことで、きっと脳には最適解検出エンジンが構築される。これこそが「眼」といわれるやつなのだろう。ぱっと理由は言えないけれど、なんとなくいい、悪いがわかるというやつだ。

その何となくには突き詰めれば大量の根拠が埋まっている。幅広く柔軟に、眼を鍛えていきたい。

silvercircuitsに基板発注

pcb

あちこちの安い基板屋を試しては色々失敗を重ねつつ、今度はsilvercircuitsに基板を発注。silvercircuitsはマレーシアはクアラルンプールにある基板メーカだ。激安基板屋として有名だった(*1)OLIMEXと比べると近くにあるので、shippingに無駄な予算/時間を取られないのが大きなメリットだ。細かいことはgoogleで探してみると結構見つかる。

silvercircuitsはPCB Prototypes(試作)と、PCB Production(量産)の2つのプランがあって、今回発注したのは、PCB Prototypesのほう。 PCB Prototypes色々細かいことが指定出来ない代わりに、6.3” x 4.0” (160.02mm * 101.6mm)の62mil(1.574mm)厚のFR4 Panel(基板)4枚(これが最低発注量、最大で6枚)で片面ないし両面、緑マスクに白シルクで72USDというプラン。これに日本宛送料が13USD、合計85USDおよそ8000円弱でおうちに基板が届いてしまう。しかもshippingは1、2日しかかからない。1枚しか必要ないし予備も要らない、時間も十分有り余っている、という場合であればOLIMEXのほうが安いが、その制約を1つでも外したいのであれば、OLIMEXより安いのではないかと思う。ちなみにOLIMEXだと無料のPanelizing(面付け)は1ピースにつき0.50USD必要になる。

OLIMEXより優位な点は他にもある。一般的なことは他で語り尽くされている感があるが、私が特に重視していたのは、via/hole(ドリル穴)とtrack with/space(線幅)。OLIMEXだとminimum via/holeが24mil(0.6mm)となっていて(*2)、これだと基板上の密度が上がってくると結構キツイ。silvercircuitsだとこれが14mil(0.355mm)と半分近くにできる(*3)。track with/spaceも、OLIMEXは下限が頑張って納期のばしても8mil(*4)なのに比べて、silvercircuitsだと標準で7mil、がんばると4mil(advancedの場合。但し別途見積もり。via/holeも10milまで詰め込める)と、ホビーに近い用途なら十分なほど細かい。

OLIMEXは標準仕上げがENIG(無電解金メッキ)なのだけちょっとうらやましい。これがsilvercircuitsだとHASL(半田メッキ)が標準で、ENIGはproductionでないと選べない。productionは総面積100平方インチ以上でないと発注できないので、小さい基板をちょいと、というのには向かないのだ。もっとも、β版一桁枚程度をわざわざENIG仕上げにしなくても、という気もする。

最近、silvercircuitsのサポートの方にはあれこれ質問攻めにしてしまっていて申し訳ないので、気づいた点、頂いた情報はできるだけ書いていこうと思う。一応、都度書くけれども最終的な確認は各人で。

ちなみに今回の発注物は2.1” * 2.35”程度だったので、面付けすると1枚のPanelから3枚取れて、4Panelsで12枚の基板になる。支払いはGoogle checkoutで行うのだが、今回は91USD(送料込み)、決済金額を見たら8,369円の決済がされていた。およそ1USD=92円で決済されたことになる。基板1枚あたりにすると700円くらい。正直すごい安い。

 

ということで、モノが届くのは3/10か3/11。届いたらまたレポートしたい。

 

(*1)silvercircuitsが頑張って値下げして、OLIMEXがeuroになって値上がりしたのでどうも最近は激安という気がしない。送料がめちゃくちゃ高いし。

(*2)standard drillだと28milが下限。24milはextra chargeが必要。

(*3)でもEAGLE用のdruではminimum via/holeは16milと定義されているので、ここは質問中。ってblogの記事書いてる間にメール帰ってきた。曰く、

14 mils is correct. The specifcaition on the design rule page is outdated. The DRC file is more recent. Thank you

だそうな。14milが正しくて、DRUの16milは古いよ、と。Choさん、現地時間朝の朝5時なのに。起きてすぐ返信したのだろうか、すごいなぁ。

(*4)10mil以上であれば5working daysだけど10mil未満があると15working days。

–以下メモ

OLIMEXの最安発注価格(両面): DSS panel(160x100mm) 1枚(30.00euro)、via AIRMAIL(8.50euro)で合計38.50euro。執筆時点(2010/3/3)の為替相場は120.67円/euroだったので、4645円相当。但し輸送にすごく(1~2週、時々3~5週)かかるので、これをFedEx(輸送1~2日)に変更すると送料が24.00euroとなり、合計54.00euro、6516円相当。製造は5営業日標準、10mil未満のtrackで15営業日。

silvercircuitsの最安発注価格(両面): PCB Prototypes(160mm * 101.6mm) 4枚(72.00USD)、via FedEx/DHL(13.00USD)で合計85USD。執筆時点の為替相場は88.71円/USDだったので、7540円相当。輸送は1日。製造は5営業日。