購入以来、延々安定して動いていた、IODATAのLAN DISK TERA(HDL-GT1.0)だが、今日気がつくと電源落ちている。電源ランプを押してもうんともすんともいわないので、恐らく壊れたのは電源だろうとあたりをつける。
開けてみると使われているのはごくごく普通の電源(*1)だったので、手近にあったENERMAXのATX電源を繋ぐと何事もなかったかのように動き出した。こういうときに中身が汎用品で構成されていることは大変ありがたい。念のためアクティブリペアをかけて問題がないことを確認、データが無事なことを確認する。
そういえば、電源を取り替えた後、何か違和感をおぼえていたのだが、それはその騒音だということに気がついた。静かすぎるのである。
以前からこのNASは五月蠅いと思っていたのだが、どうやら五月蠅いのはHDDよりも電源だったらしい。それが、たまたま静かなことで有名だったEnermaxの電源に変えたことで顕在化、違和感となってあらわれたのだろう。最近はデスクトップ用ACアダプタというもの(大容量のACアダプタにDC/DCコンバータがセットになったような商品)もあるようだし、これを機会に静音化に取り組んでみようかと思う。
つくづくこの手合いが壊れたときに痛感するのはバックアップのバックアップをどうするかというところ。大きく予算をかけられる部分でない限り、DiskToDiskでやるしかない。今やギガバイト単価で7円台にまでなっている。データを失うことを考えれば、生DISKの数本など安い物だ。後の祭りとならないよう、対策を考えようと思う。
(*1) EnhanceのENP-2322Cという製品。FLEX-ATX/TFX12Vという規格に準拠した製品のようだ(追記参照)。同じ物は手に入りづらいが、コネクタが若干余計に付いていることを気にしないのであれば秋葉原あたりでも手に入る模様。
余談:
壊れた原因を調べるべく分解してみた。昔嗅いだことのあるにおいがすると思ったら、一番でかい電解コンデンサが膨らんでいる…。ノイズだらけになって他の物が壊れる前に電源が壊れたのは良かったというべきか。。
追記:
電源の寸法は81x150x42(実測値/単位ミリ)であったことを追記しておく。一般的なFLEX-ATXやTFX12Vだと82x191x43だったりするので注意が必要だ。