スケジュールがみっちり埋まっていてblogをサボった結果2ヶ月以上あいてしまったが、それはさておき最近は自転車が楽しい。
先日も野暮用で糸魚川まで行ったついでに人の少ないところで走る快適さを感じてきたのだが、いかんせん車体が古いので諸々細かいところで不具合があることもわかってきた。特にSTIレバー(SHIMANO 600の8速)が空打ちしてしまうのがいただけない。当初ももしかしたら空打ちしていたのかもしれないが、STIレバーなぞ使ったことのなかった身からするとその辺の都合がわからなかったのだろう。今から悔やんでもしかたがない、諸々改造することにした。
まず元々のスペック。ドライブトレインに関わるところだけ列記すると、SHIMANO 600 8速のSTIレバーに同一世代のフロントディレイラーとリアディレイラー。フリーハブはFH-7403(74系DURA-ACE)、スプロケットはCS-7401-8S(12T〜21T)、チェーンリングは8速用DURA-ACEの52T/42T、クランクがFC-7410。当然ながらボトムブラケットはBB-7410。これにチェーンがCN-HG50と、ガチガチにその当時の8速構成になっていた。
ひとまずSTIレバーを入れ替えるとしたら少し近代物にしたい。ということでSTIレバーを比較的安価に見つけたST-6600Gにすることにした。また、今の構成ではあまりにも健脚向きで、糸魚川の山に登ってひどい目にあったので、もう少しワイド目にしたい。探していたら、CS-6700(11T〜28T)というものを見つけたので、これも併せて入手。このCS-6700はキャパシティが17T必要で、RD-6600ではキャパシティが不足する。ということでRD-6700も入手。
予算は極力抑えたいので、出来るだけ現存の部品を流用していきたい。ということで、FH-7403は生かしたまま使うつもりだったので、10速スプロケットを8/9速スプロケットに取り付けるときのスペーサ(1mm厚)をいれて組み付けてみるとガタが出る。11Tのスプロケットは最後までミゾが切られていないのだが、FH-7403は古いUG系スプロケットのために最後までミゾが形成されていて逃げがない(*1)。今後は古いスプロケットは使わないだろうと言うことでここはざっくり削ってしまう。堅い炭素鋼ではあったが、久々にDremelのリュータで削ること30分ばかり、綺麗にはいるようになった。こんなふうになる。
(*1)このあたりはこちらを参照いただくとよくわかるだろう。
これに新しい10速用チェーンのCN-7800を持ってきて、せっかくなのでシフトケーブルセット、ブレーキケーブルセットも買ってきて、バーテープも全部剥がして付け直して、全部組み付けてみると、おおよそ良いのだがまだ渋い。負荷をかけて回すとチェーンリングの間にチェーンが落ちてしまう始末。
これはフロントのチェーンリングを変えていないからだろうと目星を付けて、またもヤフオクをさまようことしばし、PCD=130mmのSTRONGLIGHTの52T/39Tを見つけて入手。8速のチェーンリングと9/10速のチェーンリング、ちょっとノギスで当たってみたところだ、9/10速のほうのアウターが1mmほど薄い。この差が違いになるのだろう。早速組み付けてみるとだいぶ良い。このチェーンリングにあわせてフロントディレイラーとリアディレイラーをもう一度調整しなおして近場を走ってみるとこれでいけそうだ。
しばらくはこの構成で走ってみることにする。