Archive for 6月, 2010

非グローバルゾーンでsamba

Posted by ゆのじ on 6月 27th, 2010

OpenSolaris 2009.06(snv111b)での話。

非グローバルゾーンでsamba(SUNWsmba)を動かそうと思っても、そのままでは下記のようなエラーが/var/samba/log/log.smbdに残ってしまって動かない。smb.confがないのと違ってsvcs的にはonlineになるが、netstat -aで見るとlistenしていないのがわかる。

[2010/06/27 05:44:16, 0] lib/util_sock.c:(822)
  bind failed on port 445 socket_addr = 0.0.0.0.
  Error = Permission denied

さらに、nmbd(svcsの名前だとwins)のほうはsvcsで見るとmaintenance状態になっていることがわかる。

これは、非グローバルゾーンでの特権が足りないせいなので、zonecfgを使ってlimitprivを追加してやる。うちでは内部的に使っているサーバなので大変緩く、下記のようにした。(長いけど続けて)

set limitprev = default,file_downgrade_sl,file_upgrade_sl,
sys_trans_label,win_colormap,win_config,
win_dac_read,win_dac_write,win_devices,
win_fontpath,win_mac_read,win_mac_write,
win_selection,sys_smb

これでzoneを再起動してやるとsambaがlistenするようになる。セキュリティ的になんでもかんでもつけるのが嫌であれば、ここのglobal: limitprivのところを読んで適宜付け替えるとよい。

 

余談。opensolarisのブートディスクが壊れたのでこういうことをやっているのだが、zfsは新しくインストールし直した環境からzpool importするだけで構成情報まで含めて一発でとってきてくれるのがなんともうれしい。そういう都合から、sambaまで含めて全部zfs上のzoneに乗せてしまいたいのでこういうことをした次第。グローバルゾーンはハイパーバイザー代わりで十分。:-)

必要なものを、必要な状態に、いつも。

Posted by ゆのじ on 6月 26th, 2010

現実逃避中。

 

先のポストで、メモリを足してHDDをSSDに変えた、と書いた。その結果、これまで「起動時に同時に立ち上がってほしいんだけど重いのはいやだから」とstartupにいれていなかったevernoteをstartupに入れたり、重いから仕方なく同時起動していなかったVisualStudioとeclipseを何も考えずに起動したりと、大変ストレスが減ったように感じている。

つまるところ、前々から富豪的だと指摘され続けている、ブラウザにタブを大量に開いて(しかもSafariとFirefoxとIEと同時に開いて)動作を確認しつつ、裏のVMWareで動いているLinux上のファイルをeclipseで開いて編集してやって、画像が足りなかったらそこでおもむろにPhotoshopとIllustratorを立ち上げる、なんてことが、何も気にすることなくできるようになった。

そもそも、ユーザ目線の私(*)からすればコンピュータは「最低限」こうでなければならないものだった。それがやっとかなった、そういう気がする。いずれまたいろいろ足りなくなってきてしまうのだろうが、今は気分がいいので先のことは忘れておくことにしよう。

 

(*)エンジニア目線の私からしたら、あれもこれも無茶しやがって、なのだが、でもそれって作る側のエゴであって、自己満足にしかならない。モノがユーザのためにあるとするならば、エンジニア目線なんて忘れてしまうべきだ。

多忙につき…

Posted by ゆのじ on 6月 25th, 2010

[写真は多忙につきありませんw ]

多忙を言い訳にするのはよろしくないが、多忙すぎて手がでない。故にこのblogも放置され続けてしまった。月が飛ぶのも気分が悪い、とりあえずここ数日にあったことをメモしておく。

 

仕事用道具に金をかけなさすぎるのも問題だろう、ということで、今使っているThinkPad W500(4058-CTO)に、8GBメモリ(Transcendの4GB DDR3 PC8500 SODIMM 7-7-7を2枚)、IntelのSSD、さらにはWindows7 64bit Professionalを導入した。

メモリは本来4GBが上限ということになっているのだが、8GB乗せて動いたという情報があったのでそれを信じて人柱。これは問題なし。SSDは某所にかいてあった、空き領域を多めにするとその分寿命が延びるかもしれないということから1割減らして領域を確保。これも今のところ問題はない。

だが、問題は起こる。どうにも使っているとちょくちょくフリーズしてしまう。挙げ句の果てには全く起動しなくなって画面すら出ずビープすら鳴らないという状態になってしまった。
これにはまいったのだが、とりあえずねじ固定されていないものを全部外して、電源もバッテリも外して、メモリもいったん全部抜いて電源を入れてみるとビープがなる。ということはBIOSそのものは生きていると判断できる。
こりゃCMOSが怪しいか、とCMOS保持用の電池を外して(本機の場合はキーボード下にある。コネクタが弱いので折らないように注意)、そのまま小一時間放置。その間にブロアでたまった埃を飛ばしていると、CPUファンに相当な埃がたまっていたようで咳き込むほどの埃が出てきた。
その後、CMOS電池をつけ直してメモリを差して電源を入れると、果たして本機はよみがえったのであった。夜夜中に心臓に悪いイベントは勘弁していただきたい。

その後の調べで、どうやらATIのドライバがおかしく、CCC(Catalyst Control Center)よりPowerPlayを無効にしてやるといいという話を見かけたので試してみている。これが効くかどうかはわからないが、ちょくちょくフリーズする人は試してみる価値はあるかもしれない。こちらで効いたかどうかは追って書くことにしよう。

 

さらに欲を出してXP modeを入れてみる。VirtualPCが必要だと言うのだが、ここにはすでにVMWare Workstation6.5が入っている。これでも動かないか試行錯誤、NHCというユーティリティで、XP modeのvhdファイルをVMWareのvmdk形式に変換してやることでVMWareの仮想マシン用ディスクとして認識させ、起動させることができた。
起動したら、VirtualPC連携用のアプリケーションが入っているのをアンインストールする。アンインストールするまでマウスは使えないのでキーボードオペレーションでがんばること。
これでやっと使える-、と思ったのだが、アクティベーションが通らない。同じディレクトリにあるKEY.txtの中身を突っ込んでもだめ。本来はWindows7上で動いている限りアクティベーションは不要なはず。VMWare Workstation7やVMWare Player3にはXP互換モード、という専用のモードがあるあたり、もしかするとそれじゃないと意味がないのかもしれず。

 

時間がないのでものすごい駆け足で作業をしたつもりでも、丸一日近くとられてしまった。Windows7にはまだ慣れないが、なんとか慣れつつ遅れ挽回のためにまたしばらく黙して作業に勤しもう。