例のARM基板がついて1,980円ということで、購入してみた。といっても、正直なところAVR/MSP430/PSoCあたりでおおよそやりたいことは出来てしまっていて、それより上位となると音声や画像を扱わないことには面白くない。それをやるには最初の一歩目が大変ということで、塩漬けになりそうな気配もありつつ。。
ありがたいことに、おおよその情報はすでにあちらこちらのblogにネタはあがっているのだが、裏面にあるUSBコネクタのFGとGNDの間に挟むコイル(L1~L3)だけ、回路図に型番指定はあるのだが本文中ではほぼ触れられていない。使い方の注意(p.106)のところに「コイルの使用で高周波ノイズは阻止され」とあるだけ。回路図を見るとBNX18AG120とある。BNXで始まる型番はmurataのEMI除去フィルタ(エミフィル)が思い浮かぶが、パターンに合う大きさのBNXシリーズはないように思うし、エミフィルであれば4端子(B,CB,PSG,CG)あるはず。シルクを見るとフラットな面実装でもなさそうな気配。
で、こういうのでよくある間違いは同一会社内での類似品種だろうと思って探してみると、同じ村田製作所内にチップフェライトビーズのBLMシリーズというのがある。頭3文字をBNX->BLMに置き換えてBLM18AG120とすると、chip1stopで出している品番ルールには当てはまるのだが、そのインピーダンス数値のものがない。(121ならあるのだが)
その後しばらく似たような物がないか調べたが見あたらず。サポート用blogも見つけたので、そちらでフォローされることを待つことしかなさそうな気配だ。残念。
追記:
上記サポートblogからリンクしてある回路図の図面を見ていたら、コイルの型番が誌面と違うことに気づいた。誌面ではBNX18AG120となっているが、PDFファイル(2009/3/25作成とある)ではBLM18AG120となっている。BLM18AG121であれば存在するのだが、120はまだtypoなのだろうか。