docomoのXi対応モバイルルータのL-04Dを買った。これまでは3G回線でbuffaloのDWR-PGを使っていたのだが、これの契約がそろそろ24ヶ月になるということと、遅さに耐えかねて、というあたりが理由。同じくbuffaloのBF-01Dにする手も検討したのだが、あまりの重さ大きさに耐えられないので却下。バッテリーが持たないのは普段からモバイルバッテリーを持っているので問題ないと判断して本機を購入に至った。
ひとまず買って諸々の設定をするが、設定用インタフェイスが酷い。普段使わないからいいようなものの、パスワードが数字4桁からしか選べないというのは一体なにが理由なのか理解に苦しむし、ファイアウォール書けるよといってもルールは10個まで。MACアドレスでアクセス制限出来るけれども10個まで。接続端末数制限出来るけど、設定値は1台から10台。なんでこの端末の設計者は10にこだわったんだろう?そしてSSID設定のページとWPAパスワード設定のページが違って、うっかりSSIDを先に変えると新SSID/旧パスワードでアクセスしないと続きの設定が出来ない。後述するパケット転送量表示の上限量は3桁の数字と補助単位(KB/MB/GBのいずれか)しか入力出来ず、7GBだからといって7168 MBにしようとするとエラー。7 GB でなければならない。なんでやねん。
最近この手の使ってると脳味噌が腐りそうになるインタフェイス、ルータからは減ったなぁと思ったのにコレはひどい。とはいえ使う頻度も少ないし、直す気もないだろうなぁと思うとぐったりである。
ただ、つながってしまえば悪くない。本体についた小さなELディスプレイには現在の上流回線接続状況(3G/LTE)、下流側接続状況(無線LANの接続端末数)、そしてXiだと気になるパケット転送量表示もディスプレイを点けている間はほぼリアルタイムに更新されるのでちょっと面白い。やたら焼ける安いELなので点けっぱなしにしておくと焼けているのが見えて気分が悪いかもしれないが、時々見る分にはさほど気にならないで済むだろう。
・・が、買ってきてすぐに、バッテリーをいくら充電しても満充電にならず、充電が一瞬で切れるという問題が出ていた(*)のでこれ以上の性能はいまのところわからない。自宅(LTE接続)で、2Mbpsほど出ることは確認したので3Gよりマシであればいいという判断基準からすれば今のところ十分。エリアによっては二桁Mbpsも出るらしいから、そのあたりは追って使っていく間に確認したい。
あ、買う人に一つだけ注意。本機はドコモminiUIM(一般的に言うとこのmicroSIM)なので、こいつからSIMを抜いて他の機種に突っ込むときにはゲタを買わないといけない。そこだけちょっと面倒なので注意。
(*)docomoショップ持ち込みの結果、バッテリーは満充電されているのに本体がLOW BATTERYと判断しているということが判明。おおかた充放電管理ICが馬鹿になってるかその周りが馬鹿になってるという問題だろう。ショップにてバッテリーごとその場で新品交換されたので今は解決しているはず(書いているまさに今、引き取ってきて充電中)
2012/09/11追記:
交換済み機体でも全くスピードが出ない(下り1Mbpsそこそこ、上りに至っては100kbps出ない)上、BF-01Dを購入してSIM差し替えを行ったところ、同一環境下において下り3Mbps、上り1Mbps程度出ることを確認した。そのため、docomoショップ持ち込みの結果、預かりにてメーカ動作検証ということになった。ちなみにこの問題はバッテリー問題交換前の機体から変わっていないのでこの個体ではなく、機種の問題である可能性が高いと思っている。やれやれ・・・