だんだんと物を作る方にシフトしている今日この頃、仕事でオシロスコープがないと困るということになってきた。そこで色々リサーチしたのだが、やはり新品は高い。デジタルフォスファには惹かれる物があるが、そこまでないと仕事にならないわけでもなし、予算は当然限られている。そこで中古を調べてみるも、きちんとした機関での校正を行い、校正有効期限内のものはそれはそれで安いとは言えない(といっても新品定価から比べたらかなり安いのだが)。しかし、うちの用途の場合、波形がそれなりに見ることが出来ることと、ヒストリ機能が強いことが重要なだけであって、厳密な校正が行われている必要はない。 そこそこ正しければ良いのだ。
そこで、校正の有効期限が切れていたりするかわりにかなり安価に品物が出ているヤフーオークションで入手することにした。
探した後、購入したのは横河電機のDL7100(701420)という、4ch、1GS/s、4MW/ch(インターリーブ時8MW/ch)のかなり大きいメモリを積んだモデル。かなりギリギリまでテクトロニクスの製品(TDS2024あたり)とどっちにするかかなり悩んだのだが、メモリが長い方が色々良かろうということでこちらを選択した。
本体のサイズが段違い(奥行きがDL7100のほうが3~4倍はある)に大きい点と冷却ファンがうるさいという問題が後からわかったものの、持ち歩くわけでもなし、冷却ファンがうるさいのは常時使うわけじゃないからPC本体ほど気にしなくていいということであきらめればいい。それ以外は予想通り良い機械でいい買い物が出来た。
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と、実は購入したのは半月ほど前の話。やはりオシロが1台あると全然違う。以前アナログオシロを所有していた(こちらは知人に譲った)のだが、ロジック回路をメインとしている最近の目的にはこちらのほうがいい。バスに流れている信号そのものを値として見ることも出来るのはアナログオシロの経験からすると新鮮だ。
さて、道具は揃った、ネタはどこかいな、と。