G-LEXとの契約に伴い、Asteriskを導入することとした。
機材を入手
それなりに定評のあるSnom系のIP電話機が買えればと思ったのだが、時間切れと当初探しに行ったottoにはものがなく断念。代わりに、すでにAsteriskで使えるという情報を仕入れていたNortel i2002を2台買ってきた。1台あたりACアダプタ込みで2,000円と激安。元値を考えるとぞっとする。ついでにFXSゲートウェイも買いたかったのだが、Asteriskで動くと言われているGrandstreamの製品が思ったよりいい値段だったのでもう少し検討することとして店を後にした。
VMWareで失敗
Asteriskを導入する際、まず最初に考えたのは、さしてCPU時間を消費しそうにないソフトウェアのために1台のマシンを用意したくないな、ということ。そこですでに稼働しているVMWare Serverの中にAstLinux(中身のAsteriskは1.2系)のVMWareイメージを入れて試したのだが、これが大失敗。SJPhoneとの通話は音声応答がぶちぶち切れるわ、i2002へのunistimドライバ経由の音は間延びするし(1/2倍速くらいのゆっくり再生のような音がしたので、深夜に作業していたこともあって一瞬びびった)、とても使えたモノではない。
調べてみるとVMWareが原因の可能性が高いという。そういえばVMWare上で動いているOSの時計が狂うというのも昔はまったが、VMWareはたとえCPU負荷が小さくてもどうもリアルタイム性を要求するものには向いていない、ということなのだろう。
気を取り直して入れ直し、そして面倒なことに
仕方がないので、既に廃棄処分一歩手前だったCeleron1.7GHzのマシンを掘り出してきてFedora9をインストール、yumでさくっと入れるぞ、と入れたはいいが、設定ファイルが何か違う気がする。あわててよく見てみるとさすがFedora、まだベータ版の1.6系が入っている。
今更OSを入れ直す気にもならないことと、先々を考えて1.6系列を使ってみたかったのでそのままsip.confとiax.conf、extensions.confをさくさく書き換えて動かし、内線電話(SJPhone<->i2002)が通ることを確認した。
今後、G-LEX2契約分の受発信設定、FAX受信設定、FAX送信設定(ってどうするんだろう。Hylafaxあたりを挟めれば楽なのだが)、と一通り作業する必要がある。そのうちネタとして書いていきたい。