政治は天気のようなものだと公言してはばからない私だが、どうもエライ人が温室効果ガスを25%削減しよー、とか言っちゃったらしい。

我々が高度に文化的な生活を送るにあたり、温室効果ガスはありとあらゆる所から発生しているといっていい。しかしながら、今の文明の恩恵にあずかるためには、そして新しいネタを考えるためにも、新しい物を買わないわけにはいかない。なので、そのあたりの製造に関わる温室効果ガス削減については、製造業の方々にお任せすることにして、ではうちではどうするか。

一寸考えたが、これに貢献できるのはうちでは電気代くらいしかなさそうに思う。ガス代はうまい飯を食い、暖かい風呂に入るために、どうしても減らすわけにはいかないし、車も所有しておらず移動手段は専ら徒歩か自転車か電車だ。それ以外は出費から勘案するにさしたる出費ではない、つまりさしたる温室効果ガスの排出元ではないように思う。

ということで、仮想化だ。
今うちでは3台のサーバが常時稼働している。DELLのSC440が2台、自作サーバが1台で、前者は消費電力が50W前後とされている(測定していないので実際は不明、後者はパーツで調達しているのでより不明だが、HDDが11本入っているので100W以上食ってる可能性がある)。このうち、前者のSC4402台をコールドスタンバイ機にしてしまい、残った1台にまとめれば、少なくとも100W(年間876kWh)、夏期の空調費用を0.5kW*24時間*120日とすると、足して年間2300kWh程度は削減できるだろう。
うちの電気消費量は年間平均すると800kWh程度。年間で9.6MWhなので、これでおよそ24%削減できる。後は、今作ろうと思っている空調コントローラで空調機自体で制御しきれない温度帯(35度とか)を設定温度とした空調制御をしていけば、なんとか25%は達成できるのではないか、と試算してみた。
ありがたいことに、うちで動かしているシステムはほとんどがウェブアプリケーションだったりDBだけあればいい類の単体アプリケーションだ。つまり何のプラットフォーム上で動いていてもクライアントからは関係がない。1つだけ、monoベースで動いているのが如何ともしがたいが、手間をかければなんとか出来るだろうと踏んでいる。

さて、これ以外にも何かあるだろうか、と調子に乗って考えてみた。だが、どうにもこれ以外の消費電力削減方法が思いつかない。すでに待機電力のたぐいは可能な限り落としているが、スリープさせておかないと使えない機能(録画予約の類だとか)も多々あっておもうように落とせない。これ以上は人のいないところはすぐ灯りを消す、くらいしか思いつかないのだよなぁ。電気代はうちのランニングコストのなかでもかなり大きい部分を占める。生活に支障のない範囲(*)で何か考えていかねばなるまい。

しかし、ふつーの家だとこんな削減出来ないだろうなぁ、とも思う。根拠なく放言することは楽だが、その尻拭き役をみんなにやらせるとはね。天気にしてもちょっとなぁ、と思う。

 

(*)文化的な生活を送るために白熱灯は必須。どう考えても電球型蛍光灯での色の見え方は異常。蛍光管ですら高演色のもの以外は出来れば使いたくないし、LED玉(*)なんてもってのほか。早く高演色、出来ればRa=99の電球型蛍光灯を出して欲しいところなのだが、そういうこと考えてるのかねメーカーは。

(*)LEDといえば、照明用の高演色LEDというものも最近は出て来ている。先日の展示会で見せてもらったのだが営業から連絡がない。。日本メーカーじゃなかったしなぁ。(´・ω・`)

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