去年の11月にMacBook Pro17inchを買っておよそ3ヶ月が経過した。

それまでは譲って頂いたMacBook Pro15inchを使っていたものの本格的に使っていたわけではなく、実質ちゃんとしたMacユーザになったのは今使っているMBP17を買ったときから、といっても過言ではない。

3ヶ月、仕事である程度活用するようにしてきた結果、色々とシェアウェアを買うことになった。根本的に、WindowsよりMacのほうが使えるフリーウェアは少ないように思う。そこには、ユーティリティアプリケーションであってもいくらかのお金を払って貰ってきちんと作ってサポートする、のが当たり前という思想が伺える。
なぜWindowsではそうでなく、Macばかりがそうなのかはわからないが、長く使えるソフトウェア製品を作って開発し続けようと思ったらフリーソフトウェアではきびしいのは間違いない。いくらか払う方が安心して使えるというものだろう。それに加え、個人がお金を取るケースよりは、安価ながらきちんと会社で作って売っている物が多いように感じている。
無料でそこそこのツールがそろってしまっているWindowsのユーティリティソフトと、有料できちんと製品レベルでユーティリティソフトがあるMacと、色が違って面白い。

そんなこんなで、こんなに色々入れることになったわけで、ひとまずネタにしておこうと思う。順不同、思いついた順。長いので切っておく。

ATOK for Mac
ないと仕事にならない。国産の質の良い漢字変換エンジンが消えないよう、数年に一度は買うようにしている。これはWindows+Macの安いパッケージが出たときに買っておいたもの。

Tower
gitクライアント。つい数日前までbetaだったがついにリリースされた。リリースされた日に買った。

witch
WindowsではAlt+TABでウインドウの切り替えが出来るが、Macではアプリケーション単位でしかウインドウの切り替えが出来ない。出来ないそれを出来るようにするのがこれ。command+TABはアプリごと、option+TABでウインドウごと、として使うようにしている。快適なので割とすぐ購入。

TotalFinder
ファインダーにタブをつける。あちこちにファインダーが散らばって意味がわからなくなりづらいので割と便利、と思って買ったが実はさほど使っていないような気も。

iSTAT Menu
Macはデザインを重視してか、アクセスランプの類が全くない。おかげで、コンピュータの反応が悪いときに何が原因だかさっぱりわからないことが多い。アクセスランプを見ていれば少しは心が安らぐという物。Version2まではフリーウェアだったがVersion3から有料に。買った。

VMWare Fusion
仕事柄Linux環境は手放せない。MacでWindowsのVMを持ち歩くようにすれば、Windows機を持ち歩かなくても仕事が出来る(こともある)。WindowsではVMWare Workstationを使っているが、Fusionのほうがサクサク動くのは気のせいか?

Pixelmetor
PhotoshopはWindowsで買っているのだがMac版まで買う予算がないのでMacはこれで。GPUを使って高速に処理が出来るというのが売りらしいが、確かにフィルタのプレビューは早いかも。買った。

OmniGraffle Professional
図表お絵かきソフト。VisioとPowerpointの中間みたいな感じか。ただ出来上がりのぱっと見印象はそれらより良いように思う。見せ方がウマイだけ、なのだろうけど。買った。

Versions
これはまだ購入していないが、比較した中では最も使いやすいsubversionクライアント。おそらくそのうち買う。

Coda
htmlコーディング用エディタ。サーバ上のファイルをftpなりsftpなりでダウンロードという作業を挟まずにいきなり編集して保存できるのが嬉しい。でもまだ買ってない。

TypeIt4me
短縮入力用ソフト。「お世話になっております」をosewa、とか登録しておくとメールなんか気持ち的に楽。まだ買ってないがこれは買いそうな気配。

textmate
スニペット機能が強力で、phpのフレームワークであるsymfonyのデモムービーでも使われていた。いかんせん日本語が全くといって良いほど通らない。さらに新しいバージョンはvapor wareと言われる始末。当然買ってない。日本語が正しく扱えるなら買うのだけど。

CADintosh
かなり高機能なCAD。使いこなせるかどうかと、手になじんだCADと使い方が違うのでそこになじめるかどうか試用中。

ProjectX
プロジェクト管理ツール。MS Projectよりも単体としては高機能かもしれない。ただ、ここまでゴリゴリにやるとツールの共有化が重要で、そうなるとうちではMSのソフトを使ったほうが有利。なので多分買わない。試用のみ。

Scribus
DTPソフトとしてがんばってる模様だが、日本語をダイレクトに入力できない時点でかなり駄目。英文だけならかなり使えそうに見える。

Transmit
FTPクライアント。他のFTPクライアントも試したものの、これが一番サクサク動いて気持ちいい。そのうち買うと思う。

 

–以下フリーウェアで一押し的な。

Growl
これがないと困る。通知ウインドウをポップアップしてくれる。

KeyRemap4mac
キーアサインを変えるのはこれ。これも無いと困ってしまう。

eclipse
開発は基本的にeclipse派。ちょっと書くだけならvim(ただしコンソールで)。

TextWrangler
テキストエディタ。昔は有料だったのだろうか、今はフリー。ありがたや。

evernote
WindowsでもiPhoneでもiPadでも使っている。文書共有はコレ。

Dropbox
でもってファイル持ち回りはこれ。

Caffeine
Macが勝手にスリープしないようにする。人にアプリを見せたり、プレゼンをしているときには必須。

Camouflage
デスクトップのアイコンを隠してくれる。Caffeineとセットでかなり重要。

AppCleaner
MacはWindowsと違ってアプリケーションのアンインストール、という概念が大変希薄で戸惑った。これを使えば.appをゴミ箱に放るより心持ちすっきりする。完全ではないようだけれども。

GrandPerspective
ファイルをサイズで俯瞰するためのソフト。これを使えば何が無駄に容量を食ってるかすぐにわかる。WindowsだったらSpaceMongerがオススメ。

iTerm
ターミナルソフト。ただ、SIMBL+Visorの組み合わせで標準ターミナルが恐ろしく使いやすくなったのでほとんど使わないことに。

SIMBL+Visor
VisorはSIMBL用のプラグインという位置づけらしいが、標準のTerminalをショートカットキー一発で出してくれる。慣れてくると猛烈に便利。MBP15を譲ってくれた友人のアドバイスによってF1キーで呼び出すよう設定。

join.me
画面共有ツール。パソコンでサイトにアクセスして共有を開始するだけで、9桁の数字が発行される。その数字だけで共有した画面を手元に出せる気楽さがすごく良い。Windowsでも使える。

Skim
PDF表示ツール。見開き表示が出来るのが便利。というかAdobe Readerを入れてないことに今気がついた。

Sophos Anti-Virus
ここ何年も懇意にして頂いている取引先の社長のオススメ。日本語のサイトにはなぜか無いのだけれど英語のサイトにはおいてある、フリー版のアンチウイルス。これで完璧かどうかはさておき、アンチウイルスソフトに完璧はないのでこれで十分としている。

Tweetie
Twitterクライアント。他のソフトをあまり比較してみていないのだけど今のところこれで十分。

VLC
動画プレイヤー。Windows向けの動画もある程度これで開ける。

WhiteNoise
AppStoreができて最初に落としてみたのがコレ。ホワイトノイズだけに限らず環境音を延々流してくれる。たまに気分転換したいときにはいいのかも。

Quicksilver
command2連打でアプリ名補完のランチャーウインドウが開く。Googleも同じようなソフトを出しているのだがこちらのほうがウインドウの消え方が綺麗。WindowsだったらLaunchyがおすすめ。

 

他にも色々入れている気がするが、こういうソフト群のおかげでMacは快適に使えるようになった。全くMacで使えないツールもあるのでまだまだWindowsは手放せないが、うまく2台使うようにするとかなり快適になる。重たいことだけが玉に瑕ではあるのだが。。

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