たまの青空

最近毎日の様に電子回路の試作をしては設計にフィードバック、都合が宜しくなければもっと目的にあった特性の部品がないか探すという日々を続けていた。
プログラムは言語への知識よりも限られた語彙でいかに目的を達するかというほうが効いてくるものだが、電子回路は部品の種類が厖大で、それを実装した回路の種類はじつはさして多くない。さらに基板のパターンに起こすところでまたノウハウはいるのだが、まず出したい特性の部品がないと始まらない。そんな意味で普段と違う脳味噌を使っている気がする。
忙しいのはありがたいことなので、もう少しこの程度の忙しさが続いてくれることを期待したいところ。

そんな状況であたふたしている所、本当に今年は世の中が揺れている。地震もそうだが気象的にも落ち着かない。経済だって世界的に相当揺らいでいる。日本で政治が揺らいだが海外だって相当な揺らぎようで、まだ鉄砲玉が飛び回らないだけマシだと思いたい。

こういう非常事態にはだいたいメディアはわかりやすい構図を作るようで、安全/危険だの、原子炉賛成派/反対派だの、とかく明確な線を引きたがる。だが世の大抵のことには閾値なんてない。閾値は人が決めること、そこには相当な意図が入ると思って間違いない。それをさも科学的論拠がある様に語るやつこそ騙りだと思わないといけない。

これからの時代、これまでの比でなく自分で考えて自分で判断して自分でリスクを取って選択することが必要になってくる。

その構えはあるだろうか。

Something to say?