Archive for the '日常' Category

今日は人が多かった

Posted by ゆのじ on 7月 3rd, 2007

mini.jpg珍しく、アルバイト2人に相方がいる、という状態になって、大して広くないうちの仕事部屋はかなり人口密度が高くなった。人は結構熱を出す(どこかで聞いた話だと、いるだけで300Wのヒーターくらいの熱は出すとか。ほんとかな)のもあってか、空調がもう限界。早く消費電力の少ないサーバへシフトしなければ今夏を越すのは大変そうだ。しかし、人が何人も仕事をしていて、それらが粗でも密でもない適当な感じで組み合わさっているのを見るのは楽しい。いい感じだ。

とあるblogで読んだ内容の一部だけに反応してみる。曰く「上司の下で仕事をするのは耐え難いが、部下を持って仕事をするのは更に耐え難い」。なるほど、と思う。さらに言うなら、それでも楽しいポイントを見つけられるかどうかがキモなのではなかろうか。自分はどうだろう。割と楽しめているのではないかと思う。しんどいときは本当にしんどいが、語弊を承知で言えばお酒のようなもので、しんどい目にあって少しの間は「絶対もう呑まないもんね!」と言っておきながら、でもやっぱり呑んでしまうというか。そしてしんどい目に遭うたびに色々学習して、あまりひどくならないようになっていくところも何だか似ている。そんな風に楽しんでいるのはあまり経営者的ではないし、当たり前でもないのだろうが、それはそれ、自分は自分。

上記blogで「好きで仕事をしている人の割合が、エンジニアは他の職種に比べて異常に高い」という記述もあった。これが本当かはさておき、うちのスタッフには好きで仕事をしていて欲しいと思うし、そのためには相当の苦労も厭わないつもりだ。

いろいろあってちょっとテンションをあげたかったので、こうなったらMacBook買うしか!、と勝手に盛り上がってヨドバシへ。というのは冗談で人と会う用事があって秋葉原に行ったので、ついでに見てきたというのが本当。

本当にMacのインタフェイスは好きで、見ていて楽しくなるあのインタフェイスを使ってみたかった。自分の手元に置いておきたかった。ついでにKeynoteとかOmniGraffleを使ってあれこれ資料を作ってニヤニヤしたかった。だがしかし、あのキーボードがあまりにも駄目(*)すぎる。ただ一点、それだけのために、今日はMacBookを買わずに帰宅。予算まで用意したのに、本当に納得がいかない。MacBookProならマシになるのかとおもってさわってみたら、MacBookよりさらに酷い。

せっかくノートを買うんだから使い倒したいのに、どうしてこう大事なところを突き詰めてくれないんだろう。次のバージョンでは少しは良くなることを期待したい。

それと、ついでにヤマギワリビナの5Fに行って椅子を見てきた。

1)Wilkhahn Modus 座り心地はかなり良好だけどちょっと堅め。背もたれ面と座面の相対角度が変えられず。ハイバックチェアにもかかわらずヘッドレストが肩の位置になってしまう。アームレストが固定式。

2) HermanMirror AeronChair 座り心地は良いが柔らかめ。ヘッドレストがない。アームレストは角度を変えられるだけ。

3) Okamura Baron 座面はアーロンよりは堅め。ヘッドレスト部と本体部のつなぎ目が弱い気がする。

4) Okamura Contessa 座面はBaronに近い。ヘッドレストが駄目すぎる。

いずれも、これだー、という感じはせず。個人的な希望としては、座面を若干前傾目に固定することが出来ると大変うれしい。集中するときは机にかじりつくような姿勢で作業に取り組みたいからだ。それと、アームレストは必須だけど机と干渉しても困るので高さが調整できないとちょっと困る。今使っているSteelcase Let’sBはかなりこれらの基準を満たしているのだが。椅子探しは続く。

*)尤も、私が最低ランクとしているのがThinkPadのキーボードであって、HHKやらRealforceやらCherryのキーボードやら、キーボード界では最上位ランクのキーボードばかり使っているから気になるのかもしれない。参考にするならここの前提条件も踏まえて。

脳のタスクスイッチコスト

Posted by ゆのじ on 7月 1st, 2007

脳一人でなんでもこなすような作業をしていると、脳の中にも多くのタスクが走っていることを感じることがある。もちろん比喩的な意味で。

例えば「デザインをする」タスクは、見栄えだとか位置だとか色だとかを多角的に分析してそれらの調整をしたりしている。必要に応じて画像を作ったりもする。例えば「プログラムを書く」タスクは、関連する多くのライブラリの関数を覚えていて、ロジックをどんどん書いていく。例えば「文章を書く」タスクは、脳内の語彙をフル稼働させて文章を書いていく。これらのタスクが完全に平行して走ることが望ましいのだが、実際はそんなことは全然ない。たとえ、Webアプリケーションを作っている途中で、それらが密接に関わっているとしてもやっぱり違うタスクを使っている。そして、これらのタスクを切り替える、コンテキストスイッチングには結構な時間がかかる。言い換えれば「ゾーン」状態になったあるタスクから、別タスクに切り替えたとき、一瞬「ゾーン」状態から抜けてしまうというか。

そう考えると、効率よく作業を進めるには今のように平行で作業をすすめていくよりは、1)全体のロジックを書く。デザインは最低限(パーツだけ置く)、2)見た目を整える、3)必要な文章を足す、というように全体を作業科目ごとに分割して作業する方が効率が良さそうだ。

でも実はこれにも欠点があって、できあがりが見えてくるまでモチベーションが上がりづらいのだよな。常にモチベーション高く作業に当たれるわけでも無し、モチベーション重要。作ってるものが見えないで淡々と作業をするよりは、がんがん見た目、プログラム、見た目、プログラム、、と見えるように作り進める方が性に合っている。

妥協点探しは常に続く。