Archive for the 'ThinkPad' Category

WindowsでPPTP接続するとブルースクリーン

Posted by ゆのじ on 9月 29th, 2008
IBM ThinkPad Logo

Photo by eMaringolo.

久しぶりに酷い目にあった話。

いつものように、客先へWindowsからPPTP接続してVMWare上のFedora9からソースコードを同期しようとしたときのこと。これまで殆どブルースクリーンで落ちたことなどないThinkPad T60が突然青画面で止まったのである。画面には、DRIVER IRQL NOT LESS OR EQUALの文字が。ちょうど作業の確認直前であったこともあってパニックである。

とにかく再起動し、もう一度試して見るもブルースクリーン。さらにだめ押しでもう一度試すもやはり駄目。三度試して駄目だったので、最悪OSの入れ直しかと思ったのだが、PPTPの接続設定を確認して最低限まで削ってみようと思い立った。そして項目を1つずつ見ていくと、ネットワークのタブに”TVT Packet Filter”の文字が。調べてみると、IBMのRescue and Recovery(以下RnR)に付属のソフトウェアらしい。ここで、昨日ThinkVantage System updateでRnRを3.xから4.0にアップデートしたことを思い出した。

検索結果をもう少しなめていくと、ThinkPad Clubのこの記事にヒットした。曰く、RnR4.1を導入するとダイアルアップ時にブルースクリーンになるとのこと。殆ど状況が同じで、PPTPも内部的にはモデム扱いのはず。この問題は、上記TVT Packet Filterが腐っているせいでブルースクリーンになるとのことで、TVT Packet Filterをアンインストールすればいいらしい。

早速作業。コマンドプロンプトを出して、

C:\Program Files\Common Files\Lenovo\pfdinst
netsvcinst /remove /cid:"lgl_tvtpktfiltermp"
netsvcinst /remove /cid:"lgl_tvtpktfilter"

これだけ。再起動も必要ない。これで問題は解決したのであった。。貴重な朝の数時間をどうしてくれる。。

しかし、IBMからLenovoになってからソフトウェアのQAがものすごく甘くなったように思う。ThinkPadは昔(といっても新品で買ったのはTP535Xが初)から使っているが、その丈夫さやビジネスを強く意識した特徴付けや英語キーボードに簡単に付け替えられる点など、他のPCは選びようがない特徴があった。そして、ThinkPadの中位以上の機種を選んでおけば概ね間違いない、と言えるだけの信頼がIBM ThinkPadというブランドには存在した。不要なソフトはユーティリティでさえ最低限に抑える、というポリシーも良かった。おまけの(といいつつ広告費を取って飯の種にしている)バンドルソフトがてんこ盛りの他社PCなど玩具にしか見えなかった。

TrackPointという独特なインタフェイスに加え、キーボードの良さ、ユーザ(メンテナンス担当員)が簡単に交換できる部品の多いメンテナンス性の良さ、その部品の部品単位での入手性の良さ、どれをとってもThinkPadは捨てがたい魅力に溢れている。他社に乗り換えなど今も考えられない。IBMに代わり今の母体となったLenovoには、そのThinkPadとしてのブランドをもう一度認識した上でクオリティの高いPCを出し続けて欲しいと思う。

またThinkPadに締め出された

Posted by ゆのじ on 5月 14th, 2008

 またやってしまった。ThinkPadにパーソナルファイアウォール入りの製品をインストールしたあと、ローカルポートの通信を許可せずに再起動。これをやるとClient Securityに締め出されてしまう。原因は、前にも散々調べた結果、おそらく(というのは起動時のシーケンスのために裏側で何かできないため、外形から推測するしかない)127.0.0.1同士の通信で、エンベデッドセキュリティチップ関連のソフトとClient Securityのログインウインドウアプリが通信していて、それをパーソナルファイアウォールがブロックしてしまうからだと思う。

 これは、HDDをはずしてどうこうする、というようなアグレッシブな方法を除くとほとんど対処法がなくて、そのまま放置して待つしかない。寝て起きるとタイムアウトするらしく、通常のログインウインドウが出てきてくれる。このタイムアウト時間が実際のところどれだけかはこれまでぜんぜん知らなかったが、ちょっと調べてみると Client Security バージョン5.4 インストールガイドなる資料にあたった。
 この資料にも、今回のようなケースでタイムアウトが何時間なのかについては触れられていない。だが、タイムアウトしているということはこれまでの体験的にわかっていて、この中の下記の記述を見る限りは、おそらく4.7時間かそれに若干追加した程度なのだろうと推測する。

Atmel TPMシステムでは、ユーザー・パスフレーズと管理者パスワードを区別していません。IBMエンベデッド・セキュリティー・サブシステムを使用する認証は、いずれも同じポリシーに従っています。最大タイムアウトは4.7時間です。Atmel TPMシステムは、4.7時間を越えて遅延することはありません。

やらかしたのが今から2時間程度前。4.7時間=4時間42分までにはまだまだ遠い。

自戒を込めてメモ。

翌日追記:がーん、ぜんぜんタイムアウトしない。しかもここ(T60とZoneAlarm)の情報によると5分程度でファイアウォールがあって使えない旨のエラーメッセージが出るらしいが、ぜんぜんでなかったぞ…。結局再度入れなおし中。うちのこのポストは間違っている虞がある。

ひとまず、うちのThinkPad T60(262325I)は、ほかにもATIのCCC(Catalyst Control Center)もローカル間で通信するし、127.0.0.1:* <-> 127.0.0.1:*の通信は無条件に許可しておいてもいいのかもしれない。今回の問題は、Windows NT Loginとtvttcsdの2つを許可すれば良いらしいのだが。