友人M氏よりY150内覧会のチケットが余っているとのありがたいお言葉、一緒に連れて行ってもらった。目当てはもちろんラ・マシンのレ・メカニック・サヴァント。
だが結果は上の写真の通り。大変遺憾であったが、写真を何枚か撮って満足することにする。
遺憾ながら他の出し物も一通り見てみることにしてあちこちをぶらついてみると、開国150周年とあって、あちらこちらからペリーの物真似らしき怪しい外人訛りの日本語が聞こえてくること聞こえてくること。大昔に流行ったコレを思い出してしまってしょうがない。肝心のコンテンツは、設備系にお金を投げ込みすぎて予算がなかったのかいまいちな物が多い感じ。それに加えて、イベント開催場所があまり広くない複数の会場に分散されてしまっているせいで密度も低い印象を受けた。
割とがっかりしながらも、端っこのほうのNISSANブースにはスーパーハイビジョンシアターがあるというので行ってみる。確かにスーパーハイビジョン(7680×4320ピクセル)は恐ろしく綺麗だったが、どこかでこの話を聞いたことがあるような気がして検索してみると、2005年のNHK放送技術研究所の出し物ですでに出ている物。これのコンテンツ焼き直しが今回のシアターとなるようで、新しい物感はあまりない。
ハイビジョンシアターの後は自動的に(途中で抜けられない!)NISSANの広告用映像を座って見るコーナー。NISSANの夢物語が延々と語られるが、そのコンテンツの裏には企業利益があからさまに見えすぎていて、見ていて気持ち悪くなる。子供向けということらしいが、ああいうコンテンツを子供に見せていくことで子供から思考能力を削り取ろうということなのか。企業姿勢に疑問を感じる。
その次は自動的に(これも途中で抜けられない!!)木の葉形状に切り抜かれた薄紙に自分がエコロジーに貢献すること、を書くコーナーへ。エコロジーは大切だと思うが、そもそもごく一部の車を日常的に使う人をのぞけば、首都圏における車エコロジーは「買い換えないで大切に乗る」ことだと思うし、そういう観点からすればNISSANのやっていることはエコじゃなくエゴ。そう考えると何も書く気がせず白紙投票することにして会場を後にした。
木の葉状に切り抜いた紙の残り滓の行方を考えてもエコなのかエゴなのか大変疑問だし、全体的に質の悪いプロパガンダだと思う。
その後気候も良かったので、フラフラと散歩しつつ秋葉原へ出て久しぶりにジャンク屋巡り。随分前からリチウムイオンのRCR123だとかを売ってる場所を探していたのだが、なんと秋葉原だとジャンク屋で扱っていたことを知る。ヤフオクで買うしかないかと思っていたのでこれは大収穫。やはりまっとうな店だと扱いのミスで火災にもなるリチウムイオンの生セルは怖くて売れないということなのだろう。充電器ももちろん売っていたので、今度買うつもり。
なんというかその。日頃運動不足の私には大変いい運動になりました、天気も良かったし。というオチであった。でもレ・メカニック・サヴァントを実際に見て大きさを感じて機構をよく見ることが出来たのは収穫。ありがとうございました>M氏