AVRISPmkII買ったり

Posted by ゆのじ on 10月 28th, 2009

IMG_0914 AVR開発を進める必要が出てきたので、手持ちのAVRISP(初代)を使おうと引っ張り出してきたところ、写真のような残念なことになっていることに気がついた。コネクタのオスメスはあっているのに両方にナットがついていて接続できないのである。
なんでこういう仕様になっているのか理解に苦しみつつ、ジェンダーチェンジャーではなくて、オス-メスな変換コネクタもとい延長コネクタを買ってこようかとも思ったのだが、変にコネクタだらけになると可搬性も落ちるし問題が起きたときの切り分けが面倒になる。せっかくの機会だと思ってAVRISPmkIIを買ってくるべく秋葉原へ出ることにした。頭痛で半日つぶしたあげくのことで、割と時間がないなかでの秋葉原行きとなった。

秋葉原につくなりまずは秋月電子、某所のプロジェクトの仕込み用にATMEGA644Pと20MHzのセラロック10点、20MHz面実装セラロック5個パック、2.5Vシャントレギュレータ、LTC1144、本来の目的のAVRISPmkIIあたりを購入。秋月でそろう物のなかの面実装品の割合はずいぶん増えてきた。今日はさほど時間がなかったのでこれだけ調達。その後、銀座へ行って伊東屋にいき、新宿で書籍を数冊見繕ってから帰宅。夕方からだとどうも忙しない。

 

購入した物はさくっと治具に加工していろいろ開発開始。コストをかけないためにある程度のところまではブレットボードベースで開発を進めることにする。高周波回路では簡単にはいかない話だが、今回の回路はデジタル回路が主な比較的低クロック回路なのでこれでいい。

久しぶりにAVRをまじめに使っているといろいろ気づくことも多い。前に使っていたのはATMEGAが出る前なのでずいぶんと痒いところに手が届くようになっている。割り込みもずいぶん使いやすい。割り込みベースのタスクスイッチャ、ちゃんと書くと開発がずいぶん楽になりそうな予感。近々のプロジェクト用に一つ書いてみようと思う。

電子回路はずいぶん初心者でも手が出せるようになってきたように思うが、アナログ回路だけは結局はちゃんとした勉強が必要だ。その辺を効率よく学習させるためのコンテンツ、どういうアプローチが効果が高いのだろう。自分自身もアナログ回路はまだまだなので、良いコンテンツの作り方を考えたくなった。

片頭痛が未だに直らず思考能力が低下したまま。とりとめのないままポスト。

今日いろいろ気がついた

Posted by ゆのじ on 10月 28th, 2009

珈琲館@倉敷

夕方床屋に行ったあと、良く茶飲み話をするライターの友人とうちの会社の方向性について軽く会話をしていた。いつものちょっとした茶飲みで、普段通りであればここでの会話は脳内深くに沈んでいずれ何かのトリガになるのを待つだけであった。
だが、たまたま今日はそうならず、帰宅して一息ついたころに取引先のO社長から食事に誘われた。そこでもおもしろい話をいろいろ聞かせていただいたりしていたのだが、そんな話を聞いたりしたりしているうちに、私は現時点では「広義でのデザイン」に行きたいのだと思っていることに気がついた。ビジュアルだけではなくて、ファンクション、プロセス、ライフサイクル、ライフスタイルまで含めてのデザイン。そしてポイントは自分が使いたいようなものを作る、ということ。これまで長く「物」の作り込み、良い物を長く使うということにこだわり続けてきたことは決して無駄にはなるまい。

・・・

今日の気づきを分析するに、人と会話することによって自分の意識を削りだしていくと、よりシャープに方向性を理解することが出来るということなのだろう。一人でうんうん唸っているよりは人とディスカッションするほうがよほど効くということが改めてわかったのであった。良い友人知人に恵まれたことに本当に感謝したい、と共に、いいタイミングで誘っていただいたO社長、ありがとうございました。

ThinkPad W500使用感

Posted by ゆのじ on 10月 27th, 2009

TP W500

液晶が壊れたThinkPad T60の代わりとして購入したW500(4058-CTO)、ある程度環境が整ったのでざっくし思ったことなど。W500の主要スペックは、おおよそ4058-A11に準じているモデルのようで、4058-A11にUWB(Wireless USB)を追加、ウェブカメラを追加、メモリを4096MBに増やした状態のようだ(*)。OSはWindows Vista Businessなのだがダウングレード権を使ってWindows XP Professionalが入っている。ちなみに前代は2623-25Iであった。

・液晶が駄目すぎるけど広いのは正義

ThinkPad T42を買ってこの方、ずっとIPS液晶のモデルしか選んでこなかったし、デスクトップ用にもIPS液晶しか買ってこなかった。なので、非IPS液晶を普段から使うのは、ThinkPad X24以来ということになる。
久々の液晶、技術も向上しているかなと淡い期待を持っていたのだが、全然駄目、ひどい。液晶正面40cmくらいに視点をおいても中央と外縁部とで色味が違う。色温度も異常に高いし、黒はしまっているのだが暗部が浮く。正直これで写真をいじる気には全然ならないくらいにひどい。曲がりなりにも安くない路線のWシリーズなのだから、最上級のW700じゃなくてもIPS液晶モデルを作ってもよかったんじゃないかと思うが、これがlenovoになったということなのだろうなとも思う。
ただし、広いのは正義。1400×1050だった以前と比べると各種開発ツールの使い勝手が全然変わる。Officeのリボンインタフェイスでさえ割と使いやすく感じるくらい利便性があがった。もう前の解像度には戻れそうにない。

・パフォーマンスはぼちぼち

これまで使っていたのがCore2Duo 2GHzだったので、2.53GHzに変わってもこれといって違いは感じない。それよりは、前モデルはSSDを使っていて、まだ新マシンにSSDを移していないのでその分遅さを感じる。もとより速度に不満はなかったのでここはあまり気にしていなかったとも言う。

・ちょっと大きくなった

前代ThinkPad T60は2.7kgなので、W500の2.67kgは完全に誤差。ただ、外形が331x268x36mmから357.5x255x33.5mmと、ちょっと横に広がったせいでこれまでのケースは使えなくなった。

・キーボードはNMBにしてみた

日本語キーボードなんて使ってられないので、本体到着と同時に英語キーボードが到着するように手配した。キーボードはNMB、ALPS、CHICONYと3社あって、さらにT60/61系のキーボードも取り付け可能ということでずいぶん選択肢があったのだが、何となくW500用NMB製にしてみた。全体的にちょっとぱちゃぱちゃした音がするのが難点だがひどく悪化した気はせず。かといって良くなったという感じでもない。遙か昔のキーボードの方がずいぶん良かったが、この辺はコスト削減のあおりなのだろう、致し方ない。

・WiFi、AirMac Expressと相性悪いかもしれず

本機にはIntel WiFi Link 5300 AGNアダプタが搭載されているのだが、AirMac Express(11n)と相性が悪いようでパケットの流れが時折途絶えてしまう。設定を詰めればなんとかなるのかもしれないが現状まだ詰め切っていない。

・Fn系機能の一部(音量と輝度)が変

音量は微小な調整ができない(音量は音量0と1と2あたりの音量差がやたらでかい)し、輝度は低輝度の数レベルと高輝度の数レベルがやたら輝度差が大きくて中間があまり変わらない。こういう細かいところのツメが甘いのも大変残念。この辺はソフトウェアアップデートでいくらでも対応できるところだと思うので今後に期待しておく。

・スタンバイできなかった

購入後、各種アップデートを当てたのち、スタンバイできない状態(「スタンバイの準備をしています」の表示で何もできなくなる。OS自体がフリーズしたわけではない)になってしまう症状に見舞われた。
エラーダイアログこれは何度も試しているうちに、ごく希に右記ダイアログ表示が出たため、 Bluetooth with Enhanced Data Rate ソフトウェア II(2009/10/22版)をダウンロードしてきてインストールすることで直った。どこでおかしくなったのか不明ではあるが、そういうことも起こった、ということで書いておく。

 

全体としてさんざん文句ばかりだが、値段を考えると比較対象になっているThinkPadの数分の1という安価な設定になっているし、そこを踏まえれば十分すばらしいモデルだともいえる。正直、これで液晶がIPS液晶であれば何ら言うことは無かったのだが。

ところで、Wireless USBなんて入っていたものの、これ使うんだろうか。。

(*)「のようだ」というのは、未開封新品をヤフオクで業者から購入したため、詳細なスペックがわからなかったという話。ほんとWireless USBって何に使うんだろう。まだHUBも馬鹿高いし。