メインマシンであるThinkPad T60のOS(WindowsXP)入れ直しをする。バックアップデータを見ると前回は2008/05/13。およそ半年ぶりの更新ということになる。いつもより長い期間OS入れ直しをせずに使っていたつもりだったのだが、期間としては毎回同じくらいの半年ごとになるのがおもしろい。

入れ直しに際して、いくつかのソフトウェアのバージョンをあげてみた。根幹をなすソフトウェアの場合、入れ直す手間も大きいし他の関連ソフトへの影響も大きく、だからといっていつまでも古いままだと後々困ったりする。だからこういうタイミングでバージョンをあげるのが一番いい。以下、変化したものと感想。

IE6をIE7に。これは結局失敗だったかも、と思っている。現状、Firefox3にSafari3にChromeにIE、とOperaを除くメジャーなブラウザはすべて使っている状態なのだが、お手軽にすぐ立ち上げてすぐ閉じてしまう目的はIE、という使い方をしていたため、IE7はその目的にはちょっと重い、というのが失敗に感じる理由(Chromeはアプリ的ウェブアクセス用、Firefoxはタブ開きっぱなし用、Safariは動作確認用、と分けている)。起動した直後にURLを叩き始めると、たまにキャンセルされたりするのも腹立たしい。うーむ。

Evernoteを2.xから3.xに。ウェブクリップの閲覧速度が劇的に上がったのでこれは非常によかった。これくらいなら前の環境でもやってもよかったのになんでやらなかったんだろう。記憶にない。

Office2003 ProfessionalをOffice2007 Enterpriseに。リボンインタフェイスがあまりにも不慣れすぎて、最初のうち何もできない雰囲気になってしまった。これはOffice 2007 オールドスタイル メニュー アドインを導入してごまかすことに。クラシックメニューもどきがある状態で、少しずつ慣れていけばなんとかなるだろう。しかし何故Microsoftがクラシックメニューを作らないという判断をしたのか、納得がいかない。

Eclipse-PDTをPDT1.0系からPDT2.0系に。インタフェイスはあんまり変わった気がしないので今後もう少し使い込むとわかるはず。ついでにSubclipseをSubversiveに変更した。

という感じで、主にMicrosoft系のものが変わったのが大きいところ。他にもThinkPadのユーティリティであるThinkVantage Client Security Solutionを8系に変えたりもしたのだが、これはまぁユーティリティなので深くは書かないでおこう。

しかし、こうも半年に一度のフルバックアップ、工場出荷時に戻して入れ直し、をやっているとかなりノウハウもたまってくる。たとえば、自分で作ったファイルはすべて一カ所にまとめておくとか(My documentsだけだと一部気持ち悪いので、そこだけではないが、今は3つのディレクトリをバックアップすれば殆どのユーザデータが吸い上げられるようにしてある)、アプリケーションごとの設定バックアップ方法を覚えておくことだとか、インストーラがいらないフリーソフトの類はProgram files以下に入れないで拾い出せば済むようにするとか。おかげで慣れていないころと比べたら格段に短い時間で元の環境に戻せるようになった。

それでも、バックアップとリストアにかかる時間だけはどうしようもない。特にインストールの必要なアプリケーションの入れ直しにかかる時間はかなりのものだ。確かにレジストリという機構をもって、いろいろな設定情報やコピーを防ぐ方策などをとっているのはわからないではないが、もう少し簡単に時間がかからないようになると本当にうれしいのになぁと思う。

 

こうやって再インストールをするたびに、アプリケーションがウェブ上にあるという未来はナシではないのだなぁ、と思わないではない。尤もそれは、自分が負担すべきコストを誰かに転嫁することに他ならない、のだが。

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