中身

いつものことだが、買ったら中を見たくなった。微妙にケースの上下が浮いている気がしているのもある。ということでざっくり。なお、上下はゴム足の下に隠れている4本のネジで閉じてある。それ以外のツメのような構造は一切無いし、剥がすと無効の類のシールに隠れたネジもない。安心して分解できる。もちろん自分でやる際には保証がなくなることを覚悟で臨まれたし。

・CPU

どうやらオリジナルの模様。ZP322MB-5と記してある。もう1つ、周辺チップにZEROPLUSロゴ入りのチップ(こちらはDV4128Bとあった)があった。どちらも何者かは不明。

・メモリ

CypressのCY7C1346 64K x 36 Synchronous-Pipelined Cache RAMを1つ搭載。単純計算で2304Kbit、64k * DWORDとしても256kBytesあるわけだが、スペック的には本機は32kBitのバッファしか持っていないことになっている。上位機種も全く同じメモリ、シリアルナンバーか何かで区分けしているだけなのかもしれない。

・入力端

Texas Instruments74LVT16245、ただの16bit 3ステートバスバッファ。もう16bit分のパターンは基板上にあるが、上記のシリアルで区分け、というようなことをしていた場合にはつけても無駄だろう。

・USBインタフェイス

GL660USBとある。Genesys LogicのUSB2.0 – DMA Bridge。

・電源

National SemiconductorLM2596。コンデンサはLOW-ESR品を1つだけ採用していた。

・ケース

上下分割のモナカ。ネジ4本で閉めてあって、上面スイッチ1つが別物。わざわざツメで固定してるのは何故だろう。ツメのほうが高くなるのだろうか、どうだろうか。この辺は詳しくないからわからない。

 

割とシンプルな構成ながら、なるほど、勉強になった。これだけで価格の分の元は取れた気がする。あとは、ちょっと脳内でそれらの部品を採用した根拠を悶々と考えてみて、イメージが身になるのを待つだけだ。やはり実地勉強は分解に限る。

あちこち写真は撮っているのだが、なんとなく載せていない。見たい方がいればコメントいただければ。

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