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すでに昔になりつつある、4/12 昼過ぎ成田発の飛行機で、ヘルシンキに着いたのは4/12の夕方だった。ヘルシンキは思ったよりも寒くなく、日差しは強く、そして色彩が鮮やかな町、と感じた。風に乗ってくる匂いは若干酸っぱいような(後日、黒パンの匂いなのだろうと納得した)、そんな雰囲気。

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Vantaa国際空港からバスに乗ること40分あまり。到着した中央駅はドアが付いた重厚な作り、さすが北欧なのだろうか。

ひとまずホテルにチェックインするが、海外など10年に一度しか出ないのでいまいち感覚がわからず。ひとまず街に繰り出して、港のほうでも見てみようということになる。

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港はまだ分厚い氷に覆われていたが、割れ具合からもう春も近いということを感じさせる。バルト海の塩分濃度は低いと聞いていたので海水を舐めてみたかったのだが、降りられる場所がなく、割れかけた氷に降りるのも危なっかしく、あきらめざるを得なかった。

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この日はヘルシンキ中央駅の東側を重点的に押さえた感じで行動した。日が高く上がらない関係で日差しがきびしい。日本の冬の夕方のような光が一日中続く。

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そして石畳。車はスパイクタイヤで容赦なく石畳の上を走る。減ったら直す、ということだろう。

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夕飯は適当に近くのスタンドで済ませてしまう。まだこの頃は日本人的引っ込み思案が治っていない。

— day 2

かねてから行きたかったテンペリアウキオ教会へ。

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意味不明なスケールもさることながら、音の反響が素晴らしすぎる。さすが宗教施設などと言ってはいけないのだろうが、この反響のなかパイプオルガンを弾かれたら信者でなくても何かを感じてしまうのではないだろうか。

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そしてこの日も街あるき。基本的に名所巡りではなくて現地の生活を感じたい、というテーマの旅行だったのだ。

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街はずれは割と再開発も。景観を大きく変えず、でも新しい物を取り入れていく。新しい見た目でも何故か景観にマッチするようなそんなデザインが多い。

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どこかの教会の前庭。まだかすかに雪が残っている。

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北欧に来て驚いたのが、日照の強さ。日陰と日向では体感気温が10度くらい違うのではないかと思うほどに太陽光がうれしい。丘の斜面ではすでに花も咲く。

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とある丘の上から港を望む。

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えらく立派なパイプオルガンもあり。

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そして夕暮れ。今の時期はまだきちんと真っ暗になる。ちなみにこれで現地時間20時すぎくらい。

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そしてレストランSea horseで食事をして帰路。ヘルシンキは人がまばらで、でも視界から人が消えるほどではないという非常に過ごしやすい人口密度だったので、こんな時間の街あるきでも危険を感じることはなかった。これで22時すぎ。

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夜の中央駅。22:45くらい。

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— day 3

ヘルシンキ最終日、今日コペンハーゲンへ移動する。この日は朝から快晴だった。

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それでも影は長く。

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結局一度も乗ることがなかったトラム。

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こう駆け足で見てみると、本当に一瞬のことだったのだ。コペンハーゲンが長かったから短く感じたわけではなく。

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ヘルシンキの空は広く遠くまで澄んでいた。

 

そして旅はコペンハーゲンへと続く。この後何が起こるか、このときには知る由もなかったわけで。

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