HP200LXという往年の名機がある。乾電池2本でものすごい長時間動く、小型のパソコンのようなものだと思ってもらえばいいが、外でメモをとったりするにはかなり便利な道具で、メモ帳的なソフトから表計算ソフトから一通り入っている。この本体は加えてvz editorも追加でインストールしたり、購入当初は随分と物書きに使っていたものだ。だが、文字を書くことが仕事でなくなって暫くたった頃からだんだんと使わなくなり、つい最近までしまい込んでいた。

 今のハードウェアからしたら随分遅い機械ではあるものの、電池の持ちや単三乾電池で動く所など、余計なものに依存しないという点で紙とペンに近い使い勝手で良くできた機械である。なんとか使いどころ、使い方を見つけてやりたいなと思い時々さわっているのだが、今日思いつきで情報を集めていたらこんなページを見つけた。

hp200LXの修理を受け付けています。<矢澤行政書士事務所>

 この本体を本気で活用できていない理由の1つに、壊れた際のリカバリ方法がないことがあった。再入手性のきわめて悪いこの機械に依存してしまうと、万が一壊れた際に色々な作業フローを見直すことを強いられてしまい、そのリスクをとるくらいであれば重いThinkPadを持ち歩く方をとってしまっていたわけだ。だが、このページを見ると今日においてもまだ修理を行ってくれるらしい。これならば日頃から持ち歩く道具の1つとして復帰させることができそうだ。

 古い道具のほうが、新しい道具よりも融通が利くことが多い。古くて良い道具をうまく使いこなしていきたい。

One Response to “HP200LX, rebirth.”

20年以上前からHP95LX等を使っていました。現在使用しているHP200LXのディスプレイに縦線が出始めて、気付いたら全面的に縦筋が出てしまい全くディスプレイが見られません。ディスプレイ上に見えるのは縦筋だけになってしまいました。便利なアイテムなので使用し続けたいのですが修理は可能でしょうか?また可能な場合には予算はどれくらいをかんがえればよろしいでしょうか?

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