Archive for the '思想' Category

longtime no see.

Posted by ゆのじ on 1月 29th, 2008

復活のチャンスを考えているうちに長く開いてしまったが、また記述を加えていきたい。

最近の本業はもっぱらWindows上のアプリケーションを開発しているのだが、それと同時並行で仕事のアンテナをのばす作業や調査、試作を行っている。先日はLUNARRの高須賀氏とディスカッションする機会に恵まれ、かなり刺激を受けた。そのこともあって、ワールドワイドという視点を強く持つようになったように思う。
そういう視点から見るとやはり国内は正直言ってIT業界にはかなり厳しい。IT業界に限らず、革新的というような事柄をビジネスにする企業には厳しいように思える。所謂SIerのような、お客様とビジネスが先に立つ形ならばいざしらず、まずネタありき、という形では全く成り立ちそうにない。既に成り立っているものには、十中八九裏がある。
当然、海外ならば楽かといえばそうではないだろうが、日本で言いたいことを言う、ということが内容で評価されるようになる日が来るのだろうか。個人的にはフィンランドあたりに移住することも割と本気で考えている。寒いのが苦手なので、本当に住めるのかそのうち真冬の極寒期に観光に行ってみたい。

本業の方向性は今更ではあるが、かなり明確になりつつある。当初とは相当違うものになりつつあるが、自分の最も重視していることが重視できる形でありたいと思う。今年はデザインプロダクトをいくつか発表したいところ、色々試作もしなければならない。

友人氏の会社はいったん畳むことにしたらしい。経営判断的には引くこともまた重要だ。うちはどうなのだろう。業種の方向性を本当に切り替えるタイミングで、同じようにいったん畳んだ方が良いのだろうか。それとも。

T45/2.8 on EOS5D

そういえば余談も余談。Canon EOS 5DにCONTAX Y/CマウントのTessar 45mm F2.8を付けて撮ると問題が起こるという記述をあちこちで見る。だが、EOS 5Dは今の愛機であり、Tessar 45mm F2.8はCONTAXカメラを買い始めたきっかけになるほど愛好するレンズなので、どういうことなのか試してみた。
結論から言えば、無限遠~10度回すところくらいまで、のピント位置において、後玉の周囲の黒塗り部分とミラーが場合により干渉するようだ。もっと言えば、無限遠を使わなければ問題はないし、引っかかっても変換マウントごとちょっとだけ動かしてやればミラーはリターンする。感覚的には1/10ミリ以下の干渉のように思う。
そういうわけで、本体が壊れることも覚悟の上で、私はこのレンズを使うことにした。

読んでいるblogのフィード数が100を超えた

Posted by ゆのじ on 7月 3rd, 2007

blog.jpgあちこちのblogを見て回ることにいつの間にか疲弊して、google readerに移ってからずいぶん経つが、気づいたら読んでいるフィードの数が100を超えていることに気がついた。本当に多くのblogを読んでいる人からすれば取るに足らない数なのではあるだろうが、それでも100フィードは結構な分量がある。

100を超えたということで何となく読んでいる人を見てみると、当然ではあるがものすごい偏りがあることに気がつく。アルファブロガーな人らとそれにかなり近いレベルの人ら、シリコンバレーで仕事をしている人にウィジェットギーク、デザイン系の人々、そしていくつかのニュースサイト。こんな偏ったフィードからは、思い切りこの業界のエッジな情報だけが流れてくる。

しかし、集約するようになってあちこちの情報源を漁ることが減った。その上、読むフィードが多い物だからそれを消化するだけでも結構な時間がかかる。この業界にいるのだから、当然いまフィードで読んでいるデータはいずれも必要な物ばかりだ。だが、そこばかりを見て視野狭窄に陥っていないだろうかとふと不安になる。

情報過多の時代と言われて久しいが、その情報の海をどう泳ぐか、それが問題なのだろう。時々息抜きをしつつ。

今日は人が多かった

Posted by ゆのじ on 7月 3rd, 2007

mini.jpg珍しく、アルバイト2人に相方がいる、という状態になって、大して広くないうちの仕事部屋はかなり人口密度が高くなった。人は結構熱を出す(どこかで聞いた話だと、いるだけで300Wのヒーターくらいの熱は出すとか。ほんとかな)のもあってか、空調がもう限界。早く消費電力の少ないサーバへシフトしなければ今夏を越すのは大変そうだ。しかし、人が何人も仕事をしていて、それらが粗でも密でもない適当な感じで組み合わさっているのを見るのは楽しい。いい感じだ。

とあるblogで読んだ内容の一部だけに反応してみる。曰く「上司の下で仕事をするのは耐え難いが、部下を持って仕事をするのは更に耐え難い」。なるほど、と思う。さらに言うなら、それでも楽しいポイントを見つけられるかどうかがキモなのではなかろうか。自分はどうだろう。割と楽しめているのではないかと思う。しんどいときは本当にしんどいが、語弊を承知で言えばお酒のようなもので、しんどい目にあって少しの間は「絶対もう呑まないもんね!」と言っておきながら、でもやっぱり呑んでしまうというか。そしてしんどい目に遭うたびに色々学習して、あまりひどくならないようになっていくところも何だか似ている。そんな風に楽しんでいるのはあまり経営者的ではないし、当たり前でもないのだろうが、それはそれ、自分は自分。

上記blogで「好きで仕事をしている人の割合が、エンジニアは他の職種に比べて異常に高い」という記述もあった。これが本当かはさておき、うちのスタッフには好きで仕事をしていて欲しいと思うし、そのためには相当の苦労も厭わないつもりだ。