Archive for the '日常' Category

ベーク板を買ってきた

Posted by ゆのじ on 10月 8th, 2009

  ユニバーサル基板上に100milピッチ以外の部品を実装するのに、elm氏のポリイミドテープ固定というアイデアも捨てがたいのだが、他の方法はないだろうかと考えてベーク板を買ってきた。秋葉原のマルカ電機で0.5mm厚、200mm x300mmで1枚250円なり。

早速切るべしと思ったのだが、いちいちカッターを出すのが面倒だったので金切り鋏を持ってきておもむろに切ってみた。結果は下記、金切り鋏の上の刃があたる側がばりばりになってしまって、いまいちおいしくない感じに。。

試し切り

やはり、対象のパッケージごとに適当な幅を決めておいて、カッターで切り出すのが正解のようだ。

そういえば、ポリイミドテープも秋葉原で買おうと思っていたのだが、某店で20mm幅の10mで3300円もしていた。monotaroブランドであれば1600円、某店と同じ寺岡製作所のカプトンテープでもmonotaroなら2733円。こういうのを見ると、秋葉原というか実店舗の固定費がかかる経営は厳しいよなーと思う。特にスペックだけで色々決めることが出来てしまう物を売る業種でコンサルティングをしない場合、厳しい。
せめて顧客の要望を聞いて適切なアドバイスをしてくれるだけでも全然違うと思うんだが、いかんせん秋葉原はそういう街ではないのだよな。そりゃーオタク系の店が席巻するのも無理はないよなぁ。

IMG_0878 話を戻す。秋葉原では他にタカチのMX2-6-8ケースを2つ買ってきた。これが、秋月のCサイズ基板の短辺がきれいに入る(長辺は7ミリ出る)ケースだということに気づいて買ってきたのだが、予想通りきれいに収まった。ケースの上半分下半分両方に基板を差し込む溝が切ってあって、溝間は実測でおよそ8ミリ。
ここで、秋月のロープロファイルピンヘッダの寸法を見てみると、メス側が5.7mmとある。オス側の樹脂部分が何ミリかちょっとわからないのだが、画像から寸法を読み出すと2.5ミリ程度ではないかと思う。ということは、うまくこのシリーズを使うと2枚のCサイズ基板を組み込むことができるのではないかと思う。この点については追ってロープロファイルピンヘッダを入手次第追試してみたいと思うが、うまくいけばDIPパッケージを主に相当な高密度実装が出来てしまうのではないかと期待している。

こうなってくると基板を切断する道具が欲しくなってくる。

道具欲はとどまるところを知らない。

 

追記:
IMG_0881 うちの在庫部品を調べてみたら、2×14のロープロファイルヘッダがあったので、Cサイズ基板の真ん中においてケースに突っ込んでみた。
結果はこんな感じで、基板にテンションがかかってしまっている。反るほどのテンションでは実際に使うには厳しい感じで、残念だが目論見は外れてしまったと言わざるを得ない結果となった。あきらめてケースのデータシートを今更見てみると、基板間は7.8ミリほどある模様。勘合高さがそれ以下のコネクタを探す必要がある。
だが、秋月のロープロファイルヘッダは勘合高さは実測で8.5mm。欲しいのは余裕を見て7.5mm前後のものなのだが、ちょっと探した限り、そんな感じのロープロファイルヘッダはどうも簡単には見あたらなかった(*)。なかなかうまくはいかないようだ。ちょっと寝かせて考えることにしよう。

(*)JST,JAE,HRSと調べてみたが無かった。Digikeyとmouserはまだ見ていませんが、ご存じの方は教えていただければ大変ありがたいです。。

試作の日々

Posted by ゆのじ on 10月 7th, 2009

EF35/2.0買ったので試写

ここしばらく、自社プロジェクトも含め複数の試作プロジェクトが動いている。対象分野が機械設計~電子回路/ファームウェア~PC/単体ソフト、までの相当な幅にある上、そこまでの幅では習得済みの知識ではとうてい足らず、調べては仮実装、試験の連続になる。さらに飛び込みで某所の原稿書き(お金を頂いて原稿を書くなんて7,8年ぶりだ)があって、さらに友人の依頼で木工までやっているので、いくら調べても足らないし、頭にインプットする速度も不足しがちだ。

こういう詰まってきた状態のときこそ大切なのが気晴らしだ。方法はなんでもいいと思うが、私の場合は写真撮影を趣味とする友人知人が多いので、散歩がてら撮影をしてみたり、隣駅の喫茶店まで行ってそこで仕事をしてみたりする。思考実験だけならいつものクロッキー帳と芯ホルダーのセットがあれば十分だし、Dropboxには必要そうな資料がPDFで突っ込んであるので、これをDropboxのiPhoneアプリで読めばある程度の調べ物はgoogleに頼らなくても済む。

気晴らし、というのは明示的なコンテキストスイッチのようにも思える。ちょっとでかければ数時間は軽く飛んでしまうように、スイッチングコストは決して低くはないが、その分脳内のスタックをきれいにして、ガーベジコレクションも走る。区切りごとに気晴らしを入れていくようにすることは結構重要なのだと思う。

 

・・・

 

という言い訳をして、余暇用のカメラにつけるべくEF35/F2.0とEF85/F1.8を入手した。CONTAX時代に使っていたT*レンズと比べてどうかはちょっと比較しづらい感じではあるが、メーカー純正単焦点はやはり良い感じ。35mmはかなり近く(25cm)まで寄れるのも良い。これまでつけっぱなしで使っていたEF50 / 2.5macroの置き換えにも十分使える。
Lレンズもいいけれど、単焦点の標準で集めるのが結局コストパフォーマンス等等考えると良いのだろうな。仕事だったら迷わずEF24-70/F2.8L, EF70-200/F2.8Lの2本を買うんだけれど。

無駄! 無駄? 無駄!? 無駄??

Posted by ゆのじ on 10月 2nd, 2009

尾道

無駄を省くと簡単に言うが、無駄と断じる根拠は無かったり感情だけだったりするのが世の常。何でも無駄だと言ってしまうのは簡単だし、無駄だと断じたものを取りやめるのも割と簡単で、取りやめればそりゃ予算も浮くだろう。
だが、物事は費用に加えて時間も投じなければ何かを得ることは出来ない。そして時間は後から買うことなんて出来ないということを忘れちゃいないだろうか。

仕事の合間にテレビのニュースを見ていてそんなことを考えていた。規模が全然違うのを百も承知で考えてみれば、私の買い物なんて大凡無駄だらけ。ダイレクトに利益に結びついたりしたものなんて殆ど無いんじゃないだろうか。だが、その一見無駄っぽい買い物やら投資が、今の環境を形成していて、今の仕事を生んでいるものになっている。結局、一見無駄、によって得た物はものすごく多いわけだ。

そういえば、浮いた予算は別の所に放り込むという。それが無駄じゃなければいいのだけれど。