Archive for the '日常' Category

温室効果ガス25%削減?

Posted by ゆのじ on 9月 29th, 2009

政治は天気のようなものだと公言してはばからない私だが、どうもエライ人が温室効果ガスを25%削減しよー、とか言っちゃったらしい。

我々が高度に文化的な生活を送るにあたり、温室効果ガスはありとあらゆる所から発生しているといっていい。しかしながら、今の文明の恩恵にあずかるためには、そして新しいネタを考えるためにも、新しい物を買わないわけにはいかない。なので、そのあたりの製造に関わる温室効果ガス削減については、製造業の方々にお任せすることにして、ではうちではどうするか。

一寸考えたが、これに貢献できるのはうちでは電気代くらいしかなさそうに思う。ガス代はうまい飯を食い、暖かい風呂に入るために、どうしても減らすわけにはいかないし、車も所有しておらず移動手段は専ら徒歩か自転車か電車だ。それ以外は出費から勘案するにさしたる出費ではない、つまりさしたる温室効果ガスの排出元ではないように思う。

ということで、仮想化だ。
今うちでは3台のサーバが常時稼働している。DELLのSC440が2台、自作サーバが1台で、前者は消費電力が50W前後とされている(測定していないので実際は不明、後者はパーツで調達しているのでより不明だが、HDDが11本入っているので100W以上食ってる可能性がある)。このうち、前者のSC4402台をコールドスタンバイ機にしてしまい、残った1台にまとめれば、少なくとも100W(年間876kWh)、夏期の空調費用を0.5kW*24時間*120日とすると、足して年間2300kWh程度は削減できるだろう。
うちの電気消費量は年間平均すると800kWh程度。年間で9.6MWhなので、これでおよそ24%削減できる。後は、今作ろうと思っている空調コントローラで空調機自体で制御しきれない温度帯(35度とか)を設定温度とした空調制御をしていけば、なんとか25%は達成できるのではないか、と試算してみた。
ありがたいことに、うちで動かしているシステムはほとんどがウェブアプリケーションだったりDBだけあればいい類の単体アプリケーションだ。つまり何のプラットフォーム上で動いていてもクライアントからは関係がない。1つだけ、monoベースで動いているのが如何ともしがたいが、手間をかければなんとか出来るだろうと踏んでいる。

さて、これ以外にも何かあるだろうか、と調子に乗って考えてみた。だが、どうにもこれ以外の消費電力削減方法が思いつかない。すでに待機電力のたぐいは可能な限り落としているが、スリープさせておかないと使えない機能(録画予約の類だとか)も多々あっておもうように落とせない。これ以上は人のいないところはすぐ灯りを消す、くらいしか思いつかないのだよなぁ。電気代はうちのランニングコストのなかでもかなり大きい部分を占める。生活に支障のない範囲(*)で何か考えていかねばなるまい。

しかし、ふつーの家だとこんな削減出来ないだろうなぁ、とも思う。根拠なく放言することは楽だが、その尻拭き役をみんなにやらせるとはね。天気にしてもちょっとなぁ、と思う。

 

(*)文化的な生活を送るために白熱灯は必須。どう考えても電球型蛍光灯での色の見え方は異常。蛍光管ですら高演色のもの以外は出来れば使いたくないし、LED玉(*)なんてもってのほか。早く高演色、出来ればRa=99の電球型蛍光灯を出して欲しいところなのだが、そういうこと考えてるのかねメーカーは。

(*)LEDといえば、照明用の高演色LEDというものも最近は出て来ている。先日の展示会で見せてもらったのだが営業から連絡がない。。日本メーカーじゃなかったしなぁ。(´・ω・`)

ああやっぱり。

Posted by ゆのじ on 9月 17th, 2009

niku

後出しで「ああ、やっぱり」というのは簡単だが、今回の某健康油の件は本当に「ああ、やっぱり」という印象だった。

ばっさり言ってしまえば、その摂取しようとしているものは油脂なのだ。カロリーが高いから、それによって生存できる時間が延びるからこそ、人間は「うまい」と感じる。砂糖も然り。それを、うまさだけ残して(一度食べたがとてもじゃないがうまいとは感じなかったが)カロリーを減らそう、それどころか体についた脂まで落とそう、などというのがすでに何かおかしい。

太りたくなければ適度に運動すればいいし、運動出来ないなら食べる量を減らせばいい。ただそれだけのものなのに楽をしようとするからそうなるのだ(*)。怒っている人の、「食品会社はもっと十二分に検査をしてから商品化せよ」という気持ちはわからなくはない。だが、検査工程が増えれば増えるほどコストは上がる。だが、商品をもっと安くという要求をしたのは顧客だ。さらにいえば、その油を選ばない、という選択肢もあったのだ。危ない油を選択した側にも責任がないとはいえないだろう。

「うまい話には裏がある」という格言を思い出すといい。特に食品は長い蓄積によって体に影響を及ぼす物が多い。代謝や体内での化学変化、細菌による影響などわかっていないことも多く、時間と人数によるプルーフによって「枯れた」状態になるのを待つことしか、安心を得る手段はないのだ。

そういう意味では、遺伝子組み換えに嫌悪感を抱く人は多いのに某健康油を信じるような人は少なくないのが個人的には大変気持ちが悪いところ。どちらもまだ出てきて大した時間はすぎておらず、プルーフされたとは言えないはず。それなのに遺伝子組み換えが嫌いで某健康油は信用できそう、というような人は相当メディアに洗脳されているのだろう。もし首の上に乗っているのが頭脳であるならば、きちんと使ってやった方がいい。特保なんてものがついていたって、よしんば国が何らかの保障をしてくれる運びになったとしても、何かあったら過ぎた過去は戻らない。

 

しかし、健康系アーリーアダプターな人によって我々健康系安定待ちな人が安心を得るという面もあるのだな。命を張ってトライするなんてありがたいことこの上ないのだよなー。いやあ、ありがたいありがたい。

 

(*)近隣から突っ込みが入る前に言っておくと、私はうまい物をくって運動をしないので若干ふくよかなのは自覚している。だが、気持ち悪いものを食ってまで痩せるくらいなら牡蠣30個くらい食って食あたりで痩せたい所存w

入出力比が変わってきた

Posted by ゆのじ on 9月 4th, 2009

半月ほど前に、「最近の自分の傾向を分析するに、インプット過多な時期に来ているようだ」と書いた。やっとそれが結果を出しつつあるのか、単に一杯になっただけかはわからないが、9月に入ってこの感覚が逆転しつつあるように思う。5月くらいまではアウトプット寄りだったことを見ると、四半期くらいの周期で動いているのかもしれない。

世間が景気が悪いことのあおりを受けてかどうかはわからないが、公私ともに割と厳しい状況にありながら、こうアウトプット優勢になってくると気分も良くなってくる。あわよくばこの調子で固着していたあれこれが動き出すことを願いたい所。

 

このところ、自分が動こうとしたり人を動かそうとするたびに、人の意志の力にかかっている慣性モーメントの大きさに閉口する。力でやってても埒があかないものだろう、合気道的に、うまく支点を作ってやってうまく向きを変えられないか、そんなことを考える。それもそれで長期の修練が必要なのだろう。急がば回れとはよく言った物だ。