5/23,24と多摩センター近くのデジタルハリウッド大学で行われている、Make Tokyo Meeting03に行ってきた。
現地に着くと、やたらとほのぼのした空気で、校舎入り口にある看板を見なければ、ここがデジタルハリウッド大学だとは全く思えない。どこか田舎の小学校にでも紛れ込んだような雰囲気。校舎と体育館と校庭、大きく分けて3カ所で展示が行われているのだが、全体的に校舎の方はアート系、体育館のほうはハード系、校庭は校庭でないとまずいもの(爆発燃焼系だとか走行系)という雰囲気で区分けしたのだろうなという感じ。
アート系は最近仲良くしていただいている多摩美の知人何人かが出展していて、どれも着眼点が面白い。こちとらハード屋なので、そういった着眼点を持てることはちょっとうらやましくもあり、いい刺激になる。
体育館のほうはシリコンハウスさんが来ているということでちょっと期待していたのだが、シリコンハウスさんのところにはあまり面白い物がなかったのが残念であった(後から気づいたのだが、エンジニアのPA-21という新作精密圧着ペンチが出ていたのだった。オレンジのハンドルは見たことがなかったのだが、PA-09,20,PAR-20と持っているのでスルーしてしまっていたのが大変残念・・)。他、この手のライトウェイト電子回路的な業界では有名な通販屋さんが数軒来ていた模様だが、こちらも通販と値段が変わらず、特に購入に至る物は無し。
その後フラフラとうろついてみて、いつも気になる記事をアップされているblog主の方が出展しているのも確認したりしていると、気になるブツが。
60th Luminous Clockといって、デジタル時計ではあるのだが、周囲を取り囲むようにアナログ時計で言うところの秒ごとにチップLEDが付いているというもの。使っているデバイスや構造というよりは、そのLEDの点滅パターンの綺麗さと裏側のパターンの引き回しの綺麗さに惹かれてつい購入(*)、\6,000なり。よく見てみたら、ちょっと洒落た電子デバイスを出していることで以前から知っていた、M-Tech Designさんの製品であったことがわかり、さらに開発者氏(お名前伺いませんでした・・スイマセン)に色々話を伺うことも出来た。なにしろこの配線パターンはこれまでに見たことがない。無償版のEagleで作っているとのことで、一見の価値有りだと思う。
(*)この時計は帰宅後早速ハンダ付け、60個のチップLEDは些か目玉が疲れたものの、およそ1時間ほどで全部品90点ほどの実装を終えて今は仕事部屋の時計として活躍している。随分前に見たような記憶もあったのだが、事実随分前からコミケで売っていたようで。。。
同じく体育館内にあったP板.comのInflowは基板を案内葉書につかうという顧客事例を紹介していたのでそこから担当者氏と会話。Olimexだとかpcbexpressに取られている現状をどうにかということらしいので、月並みではあるが納期を正確に出さない(例えば最短3日最長2週間だとか)ようなオーダーを受けて、隙間を埋めるようにそのバッチを詰めたら安価にならないかと提案しておく。ついでにEagleのbrdファイルをそのまま(ガーバーにせず)受けてくれないかということもお願いしておく。どうも、P板さんとしては中ロット生産の顧客を拾いつつ、もっと小ロット安価生産のほうの顧客も広げていきたいということのよう。
そんなこんなで、その後校庭にでてパルスジェットエンジンが動いているのをぼんやり眺めていたりして、MTM03初体験は終わった。
校舎の方の出展に並べて出せるようなものはどうも作れる気がしないのだが、体育館のほうはハムフェアをものすごくシュリンクしたような、居心地の良い雰囲気であった。こちらのほうに方向を定めて、今度は出展側として参加したいと思う。
まだ終わっていませんがお疲れ様でした。
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