drobo proをVMWareのストレージ用に購入した。早速いじってみたのだが、時間がないのでざくっとレポート。
・proはeliteと違ってiSCSIの設定項目は無い
作成したボリュームがそのまま認証不要で使用可能になる。よってセキュリティが確実でないネットワークで使うわけにはいかなそう。iSCSI用セグメントをつくるべし。ちなみにこのせいかどうかはさておき、proにはVMWare ready certificateはない。
・ボリューム変更は再起動
これは割と落とし穴。ボリュームを削除したり追加するたびに再起動が必要なので、VMWareから使うときは色々気をつかう必要がある。
・BeyondRAIDは結構強固
思い切り簡単なトーチャテストしかしていないが、ダブルパリティに設定後ボリュームを作ってそこに数GBのファイルをiSCSI経由でコピー、コピー中にディスクを1本抜いて少々待ってからもう1本抜いて、その2本を入れ替えて差し込んでリビルドが再開されることを確認したのと、正常状態からディスクを1本抜いて、リビルド中に再度突っ込んでみるということを試してみた。いずれも問題なく認識、データの破損はない。まだ試したいことはあるけれどそれなりに信用していいのではないかと思う。
・転送レートはぼちぼち
NTFS、FAT32いずれでフォーマットしたところで転送レートはさほど変わらず下記のとおり。Windows7よりMS純正iSCSIイニシエータで接続したボリュームにCrystalDiskMark3.0 x64を使って測定。ネットワークはクライアント、droboともにGbE接続、間にはcoregaの安いHUBが挟まっている。Jumbo frameは使っていない。droboはWD20EARS(2TB)が5本、ダブルパリティ。
■NTFS
Sequential Read : 81.386 MB/s
Sequential Write : 46.765 MB/s
Random Read 512KB : 26.711 MB/s
Random Write 512KB : 22.536 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 0.542 MB/s [ 132.4 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 0.821 MB/s [ 200.3 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 1.397 MB/s [ 341.0 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 0.799 MB/s [ 195.1 IOPS]
■FAT32
Sequential Read : 52.293 MB/s
Sequential Write : 45.468 MB/s
Random Read 512KB : 28.503 MB/s
Random Write 512KB : 22.409 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 0.596 MB/s [ 145.5 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 0.752 MB/s [ 183.5 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 1.661 MB/s [ 405.5 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 0.745 MB/s [ 182.0 IOPS]
・総評として
割と良い買い物だったように思う。追ってVMWare ESXiにて試験してレポートしたい。
・追記2010/11/27:
複数のホストから同時につなげない様子。正直ZFSを期待したら負け。
drobo, Server, 購入物レビュー | No Comments »