Archive for the '購入物レビュー' Category

DeLonghi ESAM1000SJ導入

Posted by ゆのじ on 11月 28th, 2010

IMG_8009

諸々の事情でここのところ新規設備・機材の導入が多い。

ということで全自動コーヒーメーカーのDeLonghi ESAM1000SJを導入した。この系統には1000,1100,1200,1500,3000,3100とかなり多くのラインアップがあるのだが、仕様を比べてみるといずれも大差ない。一番大きい差でボイラー数(2つボイラーがあるとスチームミルクを作るまでのタイムラグが違うようだが、うちはそこまでカプチーノを飲む予定もないので気にせず最安のものを買った。

結果、これはすばらしい。事務所に1台あるべきだし、自宅作業を主とするならば自宅にも1台あるべきだ。何も考えずにかなりクオリティの高いコーヒーをすぐに飲むことが出来るし、手入れもほとんど手間がかからない。コーヒーの豆を挽くところからコーヒーを入れてかすを捨てるまでが自動ということがこれほどまでにすごいとは思わなかった。

このインパクトがうちでどれくらい効いたかというと、生豆200g相当のコーヒーを飲みきるまでの時間はサイフォンとゴールドフィルタしかなかったこれまではだいたい二週間かかっていた。手間だから淹れないという選択をすることが多かったわけだ。だが、本機を導入して以降、およそ2日程度で生豆200g相当の豆がなくなっている。この差7倍。

ということで、コーヒージャンキーには是非とも購入をお勧めするのではあるが、1つだけ注意が。あまりにもいい速度でコーヒーを飲み過ぎてしまうのでものすごい速度でコストもかかるのだ。うちでは1杯50円ということにして、コーヒー購入資金の足しとすると同時に、飲み過ぎを抑えようとしているのだがなかなか。1杯100円程度にしたほうが良いかもしれない。

おすすめ。

drobo pro+vmware

Posted by ゆのじ on 11月 27th, 2010

drobo proとVMWareでの実機試験中。都合によりSC430しか空きがなかったので、VMWare ESXi 3(3.5.0, 207095)とDELL Poweredge SC430(Intel Celeron 2.53GHz * 1)にて構築。

間に1つGbEのHUBが挟まっている環境で、iSCSI経由でdrobo proのボリューム(2TB)をマウント、そこに512GB(1MB block)のdatastoreを作成して、その中に32GBのVMを作成した。OSはとりあえずCentOS5.5(i386)。メモリは実装2GB中512MBを割り当てる設定。

OSをインストールして、bonnie++ 1.96をこの辺から拾ってきてインストール、実行してみると、これくらいの結果となった。

block-1mb

正直、このままだと相当遅い。ランダムが遅いのはともかくとして、シーケンシャルでこれはありえない。

で、調べてみるとこの辺に情報が。曰く、Block sizeは8MBにしないとパフォーマンスが出ないよとのこと。それではとボリュームストアをもう1つ作って(こちらは2048GB(8MB block))、そこに同じ物を同じようにインストールしてみた。結果はこちら。

block-8mb

うーん。。ある程度の改善は見られるが、write 27MB/sec rewrite 16MB/sec、Readが48MB/secと、about 85-100Mb/secなどという速度には遙か遠い。読み出しが速い分まだ救いがあるが、ストレージ用途には却って使いづらい。ダブルパリティのRAIDにしているからといって、それってどうなのさ、といいたい感じ。

 

以前書いたように、drobo proは1台のコンピュータからしかiscsi接続を受け付けない(試しにVMWareで接続中にWindowsから接続してみると認証エラーとなった)。iscsi接続をしていないとdrobo dashboardは動かない(接続準備完了、の画面から進まない)ので、アラートを受け取ることが難しいし、ボリュームの管理もできない。これもちょっとではなく使いづらい。

当初の目論見と違う使い方のほうが都合がよさそうで、もう少し使用法は検討してみる必要がある。場合によっては適当なNASアダプタにUSBでぶら下げてNAS化してしまうのもアリかもしれぬ。だいぶ筐体が大きい割にかっこわるい話ではあるが。もしくはWindowsServer+HyperVというのも手か。

追って調査。

drobo pro導入

Posted by ゆのじ on 11月 22nd, 2010

016

drobo proをVMWareのストレージ用に購入した。早速いじってみたのだが、時間がないのでざくっとレポート。

・proはeliteと違ってiSCSIの設定項目は無い
作成したボリュームがそのまま認証不要で使用可能になる。よってセキュリティが確実でないネットワークで使うわけにはいかなそう。iSCSI用セグメントをつくるべし。ちなみにこのせいかどうかはさておき、proにはVMWare ready certificateはない。

・ボリューム変更は再起動
これは割と落とし穴。ボリュームを削除したり追加するたびに再起動が必要なので、VMWareから使うときは色々気をつかう必要がある。

・BeyondRAIDは結構強固
思い切り簡単なトーチャテストしかしていないが、ダブルパリティに設定後ボリュームを作ってそこに数GBのファイルをiSCSI経由でコピー、コピー中にディスクを1本抜いて少々待ってからもう1本抜いて、その2本を入れ替えて差し込んでリビルドが再開されることを確認したのと、正常状態からディスクを1本抜いて、リビルド中に再度突っ込んでみるということを試してみた。いずれも問題なく認識、データの破損はない。まだ試したいことはあるけれどそれなりに信用していいのではないかと思う。

・転送レートはぼちぼち
NTFS、FAT32いずれでフォーマットしたところで転送レートはさほど変わらず下記のとおり。Windows7よりMS純正iSCSIイニシエータで接続したボリュームにCrystalDiskMark3.0 x64を使って測定。ネットワークはクライアント、droboともにGbE接続、間にはcoregaの安いHUBが挟まっている。Jumbo frameは使っていない。droboはWD20EARS(2TB)が5本、ダブルパリティ。

■NTFS
           Sequential Read :    81.386 MB/s
          Sequential Write :    46.765 MB/s
         Random Read 512KB :    26.711 MB/s
        Random Write 512KB :    22.536 MB/s
    Random Read 4KB (QD=1) :     0.542 MB/s [   132.4 IOPS]
   Random Write 4KB (QD=1) :     0.821 MB/s [   200.3 IOPS]
   Random Read 4KB (QD=32) :     1.397 MB/s [   341.0 IOPS]
  Random Write 4KB (QD=32) :     0.799 MB/s [   195.1 IOPS]


■FAT32
           Sequential Read :    52.293 MB/s
          Sequential Write :    45.468 MB/s
         Random Read 512KB :    28.503 MB/s
        Random Write 512KB :    22.409 MB/s
    Random Read 4KB (QD=1) :     0.596 MB/s [   145.5 IOPS]
   Random Write 4KB (QD=1) :     0.752 MB/s [   183.5 IOPS]
   Random Read 4KB (QD=32) :     1.661 MB/s [   405.5 IOPS]
  Random Write 4KB (QD=32) :     0.745 MB/s [   182.0 IOPS] 

・総評として

割と良い買い物だったように思う。追ってVMWare ESXiにて試験してレポートしたい。

・追記2010/11/27:

複数のホストから同時につなげない様子。正直ZFSを期待したら負け。