どこまで作るか、どれを使うか

Posted by ゆのじ on 1月 19th, 2010

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物作りをしていると、どこまでを作るか、ということで良く行き詰まる。完全に、といってもどこからが全てかわからないが、とりあえず素材しか買わない、というレベルからやるのも趣味では楽しい話だが、仕事では無駄が多すぎる。だが、製品を買ってきて製品を売るのはちょっと違う。じゃぁどこまでを作ればいいのだろう、と悩むわけだ。

一番大切なのは、その物の持つゴールなのは言うまでもない。そのなかで、その物の特徴となる部分だけ、一歩踏み込んで作るくらいがいいのではないかという気がしている。

 

物作りをしていると、どの部品を使うか、ということでも良く行き詰まる。完全に、といってもどこまでを完全というかわからないが、機能的に同じという部品は実は数多く販売されているのもまた事実。だが、どれを使っても同じ、ということとはちょっと違う。じゃぁどれを使えばいいのだろう、と悩むわけだ。

一番大切なのは、ユーザインタフェイス、つまり人が触れるところになるだろうということは容易に想像が付く。他の部分は信頼性や価格を気にしつつ、まずはその物を触ったときにどんな感じになるか、サンプルを山ほど取り寄せたり買ったりして考える必要があるのだろうなという気がしている。

 

物作りにはどれだけ知識があっても足りない。自分の知識だけでまかなってしまおうというのは愚の骨頂、欲をかきすぎだ。いかに知識を持った人と一緒に動いて、1+1を2ではなくもっと大きくしていくか、がポイントになるのだろう。

ゆくゆくは、こだわりたいポイントだけに注力して物作りを出来るようになりたい。

暗中模索

Posted by ゆのじ on 1月 13th, 2010

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暗中模索は嫌いではないのだが、いい加減長いとふわふわしてくる。仕事的に空間識失調に陥るのはあまり良い傾向ではない。

こういうときはただひたすら地面に足をつけるための基礎固めをするのが良いと経験上わかっているが、今回はちょっとうっかり飛びすぎたきらいがある。一人でやる作業が続くと特に危ない。こまめにミーティングを持ちたいところ。

 

この感覚、何かに似ているとおもったら、全く未知の言語を覚えるときにも同じような感覚だったことを思い出した。脳の神経細胞が音を立ててつながっていくような感覚だから楽しいのだろう。

後はこれで利が出れば言うこと無し、なのだが。

ぼちぼち仕事始め

Posted by ゆのじ on 1月 7th, 2010

正月ぼけしていたわけではないのだが、休みは休みとして取る性分なので、年末から少しペースを落としていた。そろそろそうも言っていられない案件だらけなので気合いを入れなおしてかからねばなるまい。

 

手始めに去年末から動き出した某プロジェクト用の問い合わせをあちこちにかける。世の中厳しくなったからか、超がつくほど大手のメーカから丁寧な電話連絡をいただけて、そちらは進捗あり。ありがたい。だが別の大手メーカからは冷たいお返事が。そりゃうちみたいな零細につきあっても給料でないし仕方ないよなというところもあるな、仕方がない。
しかし、こうも世の中がケチになると、カスタム対応が必要だけど予算がない、というところは動きが悪くなってしまうだろうと思う。大企業は関係している人数が多いし間接費用がものすごく大きいのもあって安くは動けない。発注先が零細でもいい、と割り切って頂けるならありがたいのだが、偉い人がOKを出すほど厳しくなるにはまだかかるだろう。
今はただ、小さい所同士の連携をとって、幅広く物を作れる体勢を整えることだけ、しっかり進めていくしかあるまい。

 

先日、strawberry-linuxからロジアナを購入したと書いたが、その後お年玉キャンペーンということで、(今新規に買っても)プロトコルアナライザライセンスを2つ(7000円分相当だそうな)頂けるとのこと。早速、DMX512とIRDAのライセンスをお願いすることにした。某所のプロジェクトで使うために購入しようか検討していたところだったので大変うれしい。
しかし、最近立ち上がってきている通販サイトをみるに、やはり電子機器DIY(どちらかというとオモチャ寄りのほう)が少しずつ暖まってきている気がする。先日知人と話していても思ったのだが、世の中すべてがガチガチに完璧でなくても良いしと思うし、何でも完成品を買ってくるのではなくて自分で何かを組み合わせて工夫して作る、ということがもう少し広がってもいいのではないかなとも思う。

 

考えれば考えるほど、まだまだ何もかも力不足だと痛感する日々。