RCR123/Ultrafire16340 LiIon

Posted by ゆのじ on 5月 22nd, 2009

KC3A0209

秋葉原へ出たついでに、先日から調査していたRCR123電池を買ってきた。UltraFireブランドの16340型、880mAh/3.6VのRe/Discharge Protection Curcuit付きのLiIon電池だ。

この電池、カメラや懐中電灯用に用いられる、CR123とほぼ同一の外形でいながら充電可能で、容量もそこそこあるので、ちょっとしたデバイスに使えないかと以前から目をつけていた物。ただ、これまではヤフオク以外の入手経路だと保護回路付きのものが手に入りづらかったのもあって手を出していなかった。

購入元は秋葉原のジャンク屋、三月兎。最近あまりジャンク屋に寄らなかったのだが、しばらく前に友人M氏と久しぶりのジャンク屋巡りをしたときにこういうバッテリーの取り扱いがあることを発見していた。以前寄ったときは在庫の都合か保護回路付きの電池がなかったのだが、昨日寄ったときには目的の物の在庫があった。充電器1台(2本まで同時に充電可能)が2,980円、2本セットの電池が1,500円とそれなりに安価。ヤフオクだともっと安いものもあるので領収書の心配が要らなければヤフオクで買ってもいいかもしれない。

で。それはいいのだけど、これがやたら便利なのは最初の写真のような使い方。千石電商で売っているCR123A電池ボックス(タカチ製でないほう)と組み合わせると、ピン間隔がちょうど秋月の小さいブレットボードの両端にぴったりになり、ワイヤ無しでつけられる3.6V電源として使えるのだ。上のようにLEDを点灯させっぱなしという用途はあまりないが、それでも880mAh(=3.168Wh)も容量があるから1日くらいは放置しておける(*)。試作には大変便利だと言えよう。

(*)放置しておくためにも保護回路付きが大切。

リチウムイオン電池は事故ると下記の映像のごとく燃え上がるので、万人に手放しでオススメできるものではない。というかきちんと対策をもって使えないかぎり手を出すべき電池ではない。だが、きちんと使えばかなりのエネルギー密度で使いやすい電源として使うことが出来る。デバイスの大きさに困っている場合、一度検討してみる価値はあると思う。

追記:三月兎で売っている、銀色のシュリンクフィルムで覆われたUltraFire(保護回路付き)は実測値でおおよそ34mmの長さがある(だから16340なわけだが)。この寸法であれば、CR123Aの寸法とほぼ同じ、同じ電池ボックスも使えるはずだ。だが、国産の普通の電池と比べるとかなり(並べて立てると斜めになっていたりするのが目視ではっきりわかるほど)加工精度は低いので、そのまま入らない電池ボックスがあったりするかもしれない。今回千石で買った電池ボックスもかなりギリギリで、取り付け取り外しにちょっと気をつかう感じであったことを付け加えておく。タカチの製品のほうがまだゆとりがある感じだったので、ギリギリが嫌であればタカチ製品を採用すると良さそうだ。

追記:もっとインパクトのある動画を見つけたので追加しておく。品質の悪い電池を使うリスクはこれくらい高い。

豚^H新フル

Posted by ゆのじ on 5月 21st, 2009

H1N1(Spanish flu/Swine flu)

昨日あたり、ついに東京でも初感染者とか。

4/27にコトは重なったりするものというポストをアップしたときには都内の薬局でマスクが売り切れているなんていうことはなかったのだが、今やオークションで10倍もの値段がつく場合もあると聞く。

大切なのは先読みして行動しつつ、気構えないということ。今回のH1N1は今時点では幸いなことに弱毒性というか、重篤な症状となることが少ないようだ。そういえばスペインかぜも第一波は弱毒性だった。その後どうなったかは言うまでもあるまい。

歴史はただ繰り返しがち。そこから人は何を学ぶのだろう。

新NAS落ち着いた

Posted by ゆのじ on 5月 21st, 2009

new NAS

先日から延々5ポスト(コレ含めて6ポスト)もかけたNASだが、ついに落ち着いた。先日からまた延々zpool scrubを掛けて掛けてエラーが出たらケーブルを取り替えての繰り返し、結局3本の不良ケーブルが混じっていたようであった。

結局さんざん苦労した代償として、下記のことに注意しておかねばならない、という教訓を得た。

  • NASとするコンピュータのメモリはmemtest86などのツールできっちりテストしておく。出来れば(というかほぼMUST)ECC付きメモリにすること。
  • SATAケーブルは良質な物を選ぶこと。1本100円のような安売りのものを買わないこと。(大変時間を無駄にした・・・)
  • 構築後、きっちり負荷を掛けたり引っこ抜いたりしてテストすること。データを失ってからでは遅い。(サーバなら最低数日のエージングは当然だが)

特に1点目のメモリ問題は怖い。私の場合、memtest86で1周できないメモリが刺さっていたがために、zfsのraidz2領域すべてが完全に修復不能なレベルでつぶれてしまった。特に酷いメモリをつかんでしまったのだろうとは思うが、同じことをクリティカルな要件で起こしてしまってはしゃれにならない。家庭用であったとしても、データを失ってしまえばもうそのデータは二度と帰ってこない。そのことを考えたら一晩memtestを走らせておくくらい軽いものだろう。

最終的にかかったコストは、HDDが予備含め10本で75,000円ほど、M/B、メモリ、CPUで20,000円ほど、SATA I/Fが2枚で15,000円ほど、ケースが12,000円ほど(これは無茶苦茶な破格だった)と、ケースのファンがうるさすぎて全部交換したので5000円ほど、合計で127,000円程度(システム用HDDはジャンク箱に突っ込んであった160GBを流用)で収まった。ダブルパリティで保護された6TBの領域を持つNASとしてはきわめて安価だといえよう。

次は各種サービスをsolaris containerで動かしていこうと思う。opensolarisのポテンシャルの高さに、気がついたら全然NASでなくなりつつある。