真鍮切削してみた

Posted by ゆのじ on 12月 28th, 2008

導入したHAKUは、公式には木材、樹脂、アルミ用となっている。だが、下位モデルであるBLACKでもA7075(超超ジュラルミン)を切っている例があるようで、それならばHAKUにはもっとポテンシャルがあって良さそうに思う。

ということで、SUSのような硬い材料はともかくとして、それより柔らかい材料を持ってきて色々削ってみようと思う。ということでまずは真鍮。真鍮といっても色々あるのだが、今回はハンズで売っていた真鍮ブロック(30x30x10)を使う。切り子をみると快削真鍮(C3604)なんじゃないかなぁ、どうかなぁ。

例によってオリジナルマインドのエコノミースクエアエンドミルの2mmで、表面の薄皮1枚0.1mmだけ引いてみることにした。送りは最初びくびくF10で切っていたが途中で加速してF30で切っている。音からするとまだまだ余裕がありそうな感じがした。切削油はエーゼットの水溶性。

IMG_8784

結果はこんな感じ。割と、というか全く問題なさそう。この雰囲気だと同じ送りならもっとがっつり切り込んでもなんとかなりそうだ。加工時間はおよそ20分ちょっとだった。

新たにわかったことが1つ、どうも主軸がZ軸方向にわずかに傾いているように思う。肉眼でわかるほどではないのだが、ツールマークを奥の方から見ると、パスごとにごくごく細い光の筋が見える。10uとかそういうレベルなのだが、どうにかならないか考えてみることにする。

Hello CNC world!

Posted by ゆのじ on 12月 27th, 2008

オリジナルマインドのhakuというCNCフライス機を導入した。本体組み立てに1日、電装系組み立てに1日程度で組み上がったが、制御基板(QUATTRO)の初期不良と思われる問題で1週間程度待たされることとなって、やっと稼働確認を始めることができる。

稼働確認として、t=3mmのガラス色アクリルからオリジナルマインド提供の歯車を切り出してみた。エンドミルはオリジナルマインドの超硬エコノミースクエアエンドミルの2mm径。切削速度はデフォルトのままF480、潤滑油類はつかわずドライ条件。

目的は機材の性能調査なので、切り抜くことはせず厚みの2/3に相当する2mmだけ彫り込む形にしたが、切削した面は下記のような感じになった。参考のため、大きい画像をリンク先においておく。

IMG_8782

0.1mmずつ20回に分けて切り込んでいるが、その切削パスごとの段差がこの拡大率でも見えないくらいの精度が出ている。自家作業には申し分ない。他の箇所で一部だけ引きずったような跡が残っていたが、切り子をまじめに除去しなかったために切り子を巻き込んで傷が残っただけという感じで、恐らく機械のせいではない。

次の課題は3D CADのデータを出来ればMeshCAMを使って処理、切り出すことを始めたいのだが、微妙にMeshCAMがバグっぽい。MeshCAMが使えないと安価なソフトでどうにか出来る世界を超えてしまうので悩みどころ。

色々試したらまたレポートしたい。

レンズ衝動買い

Posted by ゆのじ on 12月 16th, 2008

知人と会話していたらちょっと広角目のレンズがほしくなり、その足で新宿へ出て新しくレンズを購入した。PENTACON auto 2.8/29というちょっと変則的な焦点距離のM42マウントのレンズだ。ちょっと古いが解放からいっぱいまで変形しない見事な六角形絞りが気に入って購入した。

購入したのがすでに夜だったので、明るいシーンだとどうなるかはまだわからない。総じてボケは六角絞りらしい癖の強い雰囲気だが、かなり隅々までシャープなのは予想を裏切った。私はCONTAXでいえばPlanarよりTessarが好きなので、その好みから言うとこういう傾向はうれしい誤算。

以下撮ってみた写真(EOS 5D/M42アダプタ使用)。いずれの写真も暗かったので解放のF2.8で撮っているはず。

点光源は二重ボケ

これを見ると点光源が見事に二重ボケ気味なのがわかる。解放だとかなりボケは硬い感じになる。(@新宿 但馬屋)

ゆがみは少ない

見てわかるほどのゆがみはない。そして四隅でも割ときちんとシャープネスが保たれている。(@新宿 但馬屋)

UP02

酒がうまい。(@荻窪 鳥もと)

UP03

焼き鳥もうまい。(@荻窪 鳥もと)

・・・あれ?

追記:店の名前間違えていたので修正。;-)