Archive for 12月, 2009

ZEROPLUS LAP-C16032中身

Posted by ゆのじ on 12月 11th, 2009

中身

いつものことだが、買ったら中を見たくなった。微妙にケースの上下が浮いている気がしているのもある。ということでざっくり。なお、上下はゴム足の下に隠れている4本のネジで閉じてある。それ以外のツメのような構造は一切無いし、剥がすと無効の類のシールに隠れたネジもない。安心して分解できる。もちろん自分でやる際には保証がなくなることを覚悟で臨まれたし。

・CPU

どうやらオリジナルの模様。ZP322MB-5と記してある。もう1つ、周辺チップにZEROPLUSロゴ入りのチップ(こちらはDV4128Bとあった)があった。どちらも何者かは不明。

・メモリ

CypressのCY7C1346 64K x 36 Synchronous-Pipelined Cache RAMを1つ搭載。単純計算で2304Kbit、64k * DWORDとしても256kBytesあるわけだが、スペック的には本機は32kBitのバッファしか持っていないことになっている。上位機種も全く同じメモリ、シリアルナンバーか何かで区分けしているだけなのかもしれない。

・入力端

Texas Instruments74LVT16245、ただの16bit 3ステートバスバッファ。もう16bit分のパターンは基板上にあるが、上記のシリアルで区分け、というようなことをしていた場合にはつけても無駄だろう。

・USBインタフェイス

GL660USBとある。Genesys LogicのUSB2.0 – DMA Bridge。

・電源

National SemiconductorLM2596。コンデンサはLOW-ESR品を1つだけ採用していた。

・ケース

上下分割のモナカ。ネジ4本で閉めてあって、上面スイッチ1つが別物。わざわざツメで固定してるのは何故だろう。ツメのほうが高くなるのだろうか、どうだろうか。この辺は詳しくないからわからない。

 

割とシンプルな構成ながら、なるほど、勉強になった。これだけで価格の分の元は取れた気がする。あとは、ちょっと脳内でそれらの部品を採用した根拠を悶々と考えてみて、イメージが身になるのを待つだけだ。やはり実地勉強は分解に限る。

あちこち写真は撮っているのだが、なんとなく載せていない。見たい方がいればコメントいただければ。

機材追加

Posted by ゆのじ on 12月 11th, 2009

<写真後で足す>

年末に一気に物を作りたい都合から、ちょっとまとめて機材を追加した。

まずロジックアナライザ。strawberry linuxで安価に出てきたZEROPLUSのロジックアナライザ(LAP-C16032)を発注。高いほう(LAP-C16128)でも良かったのだけど、普段使いにはそこまでのメモリ長は今のところ不要なのと、いざとなったらもう1台買えばいい値段であることからとりあえず安い方。いくつか欲しいプロトコルアナライザのライセンスもあるので問い合わせてみようかと検討中。SDKが公開されているから自分で書くのもいいのだが、時間が勿体ないのでその点は後から趣味で追いかけてみる予定。これは中を見てみたので後で別のポストにする。

次、PCB切ったり色々板を切ることが多くなりそうなのだが、その都度CNCを起こすほどばかばかしいことはない。ということでhozanのPCB(K-110)カッターを発注。ダイヤモンド刃で樹脂を切るわけにもいかないので鋸刃(K-110-2)もあわせて。五月蠅くなければいいのだけれど。

次、穴開けにサンハヤトの電池で動くドリル+簡易台を使っていたのだが、使いづらいことこの上なかった。高速精密ボール盤が出てきたら買おうと思ってもう半年以上、やっと出物があったので購入。日本精密機械工作のBDK-300。ちょっとうっかりすると卓上といいつつ80kgくらいあったりするボール盤の中では22kgと現実的な重さ、9000rpmとボール盤としては相当高速な回転数と、うちで使いやすい条件が整っている。出来れば速度調整出来れば最高なのだけれど、そこは届いてから中を見て考えることに。

さらに、電気オーブン。リフロー炉の代わりに使えそうなオーブンを探していたところ、デジタル表示が付いたKOIZUMIのs-line S212をみつけた。改造しないでそのままで使えるかも、という淡い期待とともに購入、現在テスト中だが、半田の溶け具合を見る限り割と悪くなさそう。熱電対をつかった温度計を用意してどの程度の温度プロファイルで動いているか確認しないといけない。手で制御するのがだるくなったら自動制御に切り替えていきたいが、いかんせんデザインを気にして作っているせいかどうか、やたらネジが多いのが難点。

 

何しろうちは狭い、次は置き場を考えないと。

攻めの姿勢

Posted by ゆのじ on 12月 9th, 2009

GO!

物事に対する姿勢として、常に攻めの姿勢を持ちたいと常々考えているが、なかなか難しい。特に、周囲がよくわからない業界に突入した直後だったりすると、攻めているつもりがいつの間にか減速してしまって守りに入っていたりする。
守りにはいるのは簡単なのだが、守りの姿勢から攻めの姿勢に戻るのはかなりのエネルギーがいるし、完全に止まってしまってから再始動するのにはものすごくエネルギーを使う。だからこそ、時々は自分の状況を確認する第三の視点を起こして自分を含めた周囲を俯瞰して確認する必要がある。

つい最近も気づいたら思いっきり守りの姿勢になっていた。自営業者なんてのは守ってても補給線がないからその先に待っているのは勝ち負け云々というレベル以前の、ただの終わり。

そんな状況だったところ、自営業友人と忘年会をした。あまり呑まずに朝までディスカッションしたおかげで、ずいぶんと霧が晴れた気がする。これからしばらく忘年会シーズン、他の人とも良く話をしてみて、さらに自分を加速していきたい所。

 

そういえば、このところ、ちょいちょいとデザイン重視の品物を置く店に足を運ぶ機会がある。よく考えて作られた物は美しいし長く手元に置いておきたくなる。そういう良い物を見るという刺激もまた大切。どうも出不精で気がつくとそのような店にすら出かけなくなるところ、直さないとと思った次第。

日々改善。