アイデアに毛を生やす

Posted by ゆのじ on 4月 9th, 2008

かっこいいITベンチャー、なんかにはあんまり興味はないものの、やはりうちでも何らかのサービスを立ち上げてみたいと日々思っていることは間違いない。日々流れてくるポストからは新しいサービスが立ち上がったの転けたの、読むネタに事欠く日はない中、何かネタはないのか常に探し続けている。そんなポストをずっと見ていて思うのは、やはりITは「やってみて考える」がまだまだ可能な業界なのだな、ということ。

通常であれば、どんなアイデアであれ形にして世に問うことが出来るほどの規模で展開しようとおもえば、営業、流通や販売、サポートまで含めてものすごいリソースを必要とする。これが良い意味でも悪い意味でもハードルとなっているわけだが、IT業界に限って言えば、このいずれも殆ど不要で、重要なポイントは、そのアイデアが「面白いか」「良さそうか」の2つの条件を満たせるかにあると思う。このいずれかさえ満たせば、そのアイデアは立ち上げることが出来る。マネタイズの問題は追っつけ出てくるが、それはそれ。他社サービスと一緒に何かするなりすればいいし、そういうことが言えるのがIT業界の強みなのだろう。今のところ。

問題はそのアイデアをどう思いついて形にするのか、ということになるが、最近のネタを見ているとどうも奇抜な誰も思いつかなかったアイデア、というよりは既存のアイデアに毛を生やしているものが多いように思う。問題は、そのコアになるアイデアを世の中から拾い出して、どう毛を生やすのか、ということなんだろうなぁ。贅沢を言えば、うちの猫みたいに毛がいっぱいなもふもふな感じのサービスを作りたいなぁと思う。

google八分されたかと思ったら

Posted by ゆのじ on 4月 8th, 2008

googleanalytics

ここのblogのシステムをWordPress2.5に変えてから急にgoogle analyticsでのアクセス数が減った。減ったものの0になったわけではなかったので、システムを変えた瞬間の一時的なものかと思っていたのだが、改善しない。

よく考えてみるまでもなく、デザインを変えたときにgoogle analyticsのトラッキングコードをこちらに移行し忘れただけだったのだが、こういうミスは割とありがちで、しかも影響が大きくなることもままある。注意せねば。

デジタル化/合理化の弊害

Posted by ゆのじ on 4月 7th, 2008

NHK世界ふれあい街歩き、昨日はベネチア。その中で、オーダーメイド靴屋が言っていた「現代的な方法じゃないけれどこうやって靴を作りたい」という一言が印象に残った。足の形や大きさを見て、一人一人木型を作って靴を作る、本当のカスタムメイドで、1足で20万円くらい、2週間くらいはかかるらしい。番組ではとても高いというような表現をしていたが、本当にそれは高いのだろうか。自分の仕事と比べてみると考えてしまう。これは日本の食は安すぎる、にも通じるところかもしれない。

パソコンの画面に表示されるリッチなコンテンツとされるもの、それ自体は素晴らしいし、それを作ることで日々暮らしているのだが、それを表現するための媒体(ディスプレイだとかPCだとかOSだとかソフトウェアだとかその他諸々)に依存しすぎていて時折不安になることがある。言うまでもないことだが、データはデータにしか過ぎず、モノとして存在していない。それが不安につながっている気がする。

どんなモノにせよ、技術でなく中身で勝負したい。でないといつか全部吹っ飛んでしまいそうな気がする。