baseball

昔からの日本の風潮ではあるものの、最近は世間から人を追い出す閾値のストライクゾーンがやたら広くなっているんじゃないかと思う。責任と自由はセットだと思うが、その比率が狂ってきているというか。一度のミスが即時アウト、ゲームセットでは、人と違う動きなんて出来やしないし、人と違う動きをしてうまくやってるやつは目障りだ、とっとと世間から出て行けということになる。つまり、出る杭は打たれるし、金槌を持つと周りはみんな釘に見える、ということか。

そうかと思えば、経営のためなら何をやってもいいと思う人間も多くなってきている。社員を守りたい気持ちは経営者の末席の末席にいるものとしては大変に理解できることではあるが、そこまでして守りたい根拠は結局上に書いた即時ゲームセットという世の中に起因するのではないか。何歳になっても会社が転けても、自分の持っている能力で食えたり、新しい能力を得れば食う方法が手に入るような社会になれば良いと思うのだが。

世間やら周りに角を立てて波風立てて生きていこうというつもりは更々ないが、こういう風潮をニュースから感じるたびに世の中とのギャップに息が詰まりそうになる。この流れで行ったら極々少数の人間が世の中を握ってしまい、のこりのすべての人間がロボット化、もとい消費材となってしまう。すでになっている、といってもいいかもしれない。

それなのに、世の中ほとんどそんな雰囲気だというのに、誰も危惧を感じないのだろうか、枝葉末節への意見は多いのに環境自体への意見はあまり見られない。人間は変化に対応する強さすら捨ててしまったのだろうか。それとも長年の奴隷化教育のせいで危険察知能力がなくなったのか。もしくは強烈な諦観なんだろうか。

Dekiwiki8.08導入

Posted by ゆのじ on 9月 9th, 2008

またもやdekiwikiネタ。8.08(Kilen Woods)が出たので導入。つまり8.05.2(Jay Cooke) -> 8.08(Kilen Woods)のアップデートとなる。

例によって、こんな手順でおk(うちの運用の場合)

  1. dekiサービス停止
  2. ドキュメントルートにおいてある現在のコンテンツ一式を別の場所に動かす(mv htdocs htdocs.oldとかで)
  3. ダウンロードしたdekiwikiのweb/をドキュメントルートに配置
  4. 元のドキュメントルートにあったLocalSettings.phpを新ドキュメントルートへ配置
  5. 元のドキュメントルートにあったattachments/を新ドキュメントルートへ移動
  6. ドキュメントルートで、chown -R apache:apacheとして所有者をapache稼働ユーザに。
  7. maintenance/update-db.phpを一度呼ぶ
  8. dekiサービス起動

事前バックアップはDB、コンテンツディレクトリともに確実に行うことは言うまでもない。

特記事項としては、新コントロールパネルが登場したので、Apacheのリライトルールを書き換える必要がある。といっても数文字足すだけで下記の通り。

旧:
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/(@api|editor|skins|config|@gui)/
新:
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/(@api|editor|skins|config|@gui|deki-cp)/

これでApacheも再起動しておけば良い。

セキュリティ上の懸念からすべてSSL必須としているうちの運用では、SSL動作が全体的に快適になったことが何よりも大きい。

Asterisk導入

Posted by ゆのじ on 9月 9th, 2008

G-LEXとの契約に伴い、Asteriskを導入することとした。

機材を入手

それなりに定評のあるSnom系のIP電話機が買えればと思ったのだが、時間切れと当初探しに行ったottoにはものがなく断念。代わりに、すでにAsteriskで使えるという情報を仕入れていたNortel i2002を2台買ってきた。1台あたりACアダプタ込みで2,000円と激安。元値を考えるとぞっとする。ついでにFXSゲートウェイも買いたかったのだが、Asteriskで動くと言われているGrandstreamの製品が思ったよりいい値段だったのでもう少し検討することとして店を後にした。

VMWareで失敗

Asteriskを導入する際、まず最初に考えたのは、さしてCPU時間を消費しそうにないソフトウェアのために1台のマシンを用意したくないな、ということ。そこですでに稼働しているVMWare Serverの中にAstLinux(中身のAsteriskは1.2系)のVMWareイメージを入れて試したのだが、これが大失敗。SJPhoneとの通話は音声応答がぶちぶち切れるわ、i2002へのunistimドライバ経由の音は間延びするし(1/2倍速くらいのゆっくり再生のような音がしたので、深夜に作業していたこともあって一瞬びびった)、とても使えたモノではない。

調べてみるとVMWareが原因の可能性が高いという。そういえばVMWare上で動いているOSの時計が狂うというのも昔はまったが、VMWareはたとえCPU負荷が小さくてもどうもリアルタイム性を要求するものには向いていない、ということなのだろう。

気を取り直して入れ直し、そして面倒なことに

仕方がないので、既に廃棄処分一歩手前だったCeleron1.7GHzのマシンを掘り出してきてFedora9をインストール、yumでさくっと入れるぞ、と入れたはいいが、設定ファイルが何か違う気がする。あわててよく見てみるとさすがFedora、まだベータ版の1.6系が入っている。

今更OSを入れ直す気にもならないことと、先々を考えて1.6系列を使ってみたかったのでそのままsip.confとiax.conf、extensions.confをさくさく書き換えて動かし、内線電話(SJPhone<->i2002)が通ることを確認した。

今後、G-LEX2契約分の受発信設定、FAX受信設定、FAX送信設定(ってどうするんだろう。Hylafaxあたりを挟めれば楽なのだが)、と一通り作業する必要がある。そのうちネタとして書いていきたい。