Archive for 4月, 2008

デジタル化/合理化の弊害

Posted by ゆのじ on 4月 7th, 2008

NHK世界ふれあい街歩き、昨日はベネチア。その中で、オーダーメイド靴屋が言っていた「現代的な方法じゃないけれどこうやって靴を作りたい」という一言が印象に残った。足の形や大きさを見て、一人一人木型を作って靴を作る、本当のカスタムメイドで、1足で20万円くらい、2週間くらいはかかるらしい。番組ではとても高いというような表現をしていたが、本当にそれは高いのだろうか。自分の仕事と比べてみると考えてしまう。これは日本の食は安すぎる、にも通じるところかもしれない。

パソコンの画面に表示されるリッチなコンテンツとされるもの、それ自体は素晴らしいし、それを作ることで日々暮らしているのだが、それを表現するための媒体(ディスプレイだとかPCだとかOSだとかソフトウェアだとかその他諸々)に依存しすぎていて時折不安になることがある。言うまでもないことだが、データはデータにしか過ぎず、モノとして存在していない。それが不安につながっている気がする。

どんなモノにせよ、技術でなく中身で勝負したい。でないといつか全部吹っ飛んでしまいそうな気がする。

うかい鳥山で食事会

Posted by ゆのじ on 4月 6th, 2008

 

知人の誕生日ということで、うかい鳥山というお店で夕食。色々アクシデントがあって、遅い時間からの食事となったが、雰囲気も食事もサービスもいずれも満足できる良いお店だった。

店を教えてくれた人は遠いことをしきりと気にしていたが、JR高尾駅からタクシーで10分そこそこで到着できるので、何かあったときにはまた利用したい。

春を感じた

Posted by ゆのじ on 4月 5th, 2008

昨日打ち合わせに行く途中、高井戸駅のホームの端で春を感じた。桜並木だったり、何でもない普通の家の壁に差し込む少し柔らかい春の日差しだったり、そういうのを見ていると心が安らいで行くのを感じる。

その後の打ち合わせは非常に良い感じに進んだし、別の話も持って行き方を思いついた。色々懸案事項として棚上げになっていたことを棚から下ろして動かしたくなった。冬の間固まっていた歯車が動き出した、のだろう。

もう日本は駄目だ、フィンランドに移住したい、なんて嘯いていたけれど、こういう日差しが大好きな自分を知ると、それは難しいことかもしれないなぁなんて思う。日本が駄目だという思いはなかなか変わるとは思えないのだが。